今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第17節 草津 vs 甲府 レポート】須藤のロスタイム弾で甲府が逆転勝利。両チームの選手交代が明暗を分ける。(05.06.18)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
6月18日(土) 2005 J2リーグ戦 第17節
草津 1 - 2 甲府 (14:01/群馬サ/3,527人)
得点者:'52 吉本淳(草津)、'68 藤田健(甲府)、'89 須藤大輔(甲府)
----------

 ゲームはすでに90分間が過ぎ、ロスタイムに突入していた。ゴール正面やや右の位置で約30メートルのFKを得た甲府は、山本がファーサイドに絶妙のフィード。左サイドから飛び込んだ津田が折り返したボールは、須藤の右足によって捕らえられ、草津のゴールネットを豪快に揺らした。2−1。値千金の逆転弾。須藤はゴール裏のサポーターに向かって拳を突き上げた。
「逆転したゲームも初めてだし、ロスタイムでのゴールも初めて。収穫のあるゲームだった」と甲府・大木監督。草津・手塚監督は「正直、1−1で終わりにしたかった」と本音を漏らした。

 甲府は、立ち上がりからバレー、長谷川にボールを集め、攻撃を組み立てにかかる。それに対し草津は、小川、籾谷のDFが激しくマーク。2トップへのボールを断ち切る。攻める甲府に対して、守る草津。草津は甲府のサイドハーフ・石原、水越のポジションチェンジに戸惑うシーンも見られたが、前半を0−0で凌ぎ切った。

 後半開始早々、甲府は立て続けに決定的なチャンスを迎えるが決められない。逆に草津は52分、右サイドに流れた樹森を山口がサポート。ワンツーで抜け出した樹森がゴール前へクロス。飛び込んだ吉本が右足で押し込み先制した。「久しぶりのゴールだったんで興奮した」(吉本)。
 このゴールを機にゲームは一気にヒートアップ。ホームの後押しを受けて、勢いに乗る草津。あとがなくなった甲府はリスクを負って攻めに転じ、草津はカウンターで追加点を狙う。まさに一進一退の攻防。好ゲームを予感させた。しかし、そんなゲームもその後の選手交代が両チームの明暗を分けてしまった。

 甲府は、両サイドハーフに代えて、横山、須藤を投入。前線の人数を増やす「力技」で、勝負に出る。一方の草津は、疲れの見え始めた中盤の選手を攻撃的な選手に変える。その直後、藤田のFKがゴール前の混戦をすり抜け、ゴールに吸い込まれる。
 草津は相手への対応として4バックへの変更を指示。結果的にこの一連の交代とフォーメーション変更が全体のバランスを崩し、反撃のチャンスを自ら失った。「戦術が全体に伝わらず、バラバラになってしまった」(籾谷)。逆に甲府は、交代出場の山本が最後のFKを蹴り、須藤が決勝ゴールを決めるなど、途中出場の選手がチームを救った。

 甲府は、次節・京都戦を前に貴重な逆転勝利。鳥栖、福岡が敗れたため、2位に浮上した。京都との前回の対戦(第8節)は、0−3の完敗。次節に雪辱を期す。京都を止めることができれば、混戦の2位グループから抜け出す道が見えてくる。「次、勝つことが大切」とは藤田の言葉だ。

 先制しながらも敗れた草津だが、チームは確実に変わった。失点を重ねたリーグ序盤のようなチーム状態からは脱却したとみて良いだろう。しかし、やっとスタートラインに立っただけに過ぎない。今後、いかにして勝ち点を積み重ねていくかが重要だ。「内容な良くなってきている。これからは勝ち点につなげることが大切」(山口)。草津の新たな戦いが、ここから始まる。


以上

2005.06.18 Reported by 伊藤寿学
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着