6月22日(水)27:45キックオフ(日本時間)/ドイツ・ケルン(フジテレビ系列 27:35〜29:45)
日本代表 vs ブラジル代表
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かつてカナリア色のユニフォームの背番号10をつけ華麗なテクニックで世界中を釘付けにし、98年フランスワールドカップではテクニカルアドバイザーとしてブラジルの準優勝に一役買ったジーコ監督。彼は日本代表監督に就任後、初めて母国に挑む。複雑な思いはあるだろうが、どんな状況でも勝ちにこだわってきた人だけに、相手がどこだろうがポリシーを変えるはずがない。選手たちもギリシャ戦で得られた内容ある勝利を再現し、指揮官に報いたい。
ドイツワールドカップの前哨戦ともいえる2005コンフェデレーションズカップ。
日本はここまでメキシコに負け、ギリシャに勝利し、勝ち点3。同じB組はメキシコが勝ち点6で準決勝進出を決めており、ブラジルが勝ち点3となっている。明日22日20:45(日本時間27:45キックオフ)から日本はケルンのライン・スタディオンでブラジルに挑むが、引き分けでは得失点差でブラジルを上回れない。世界王者を倒すしか4強入りの道はない。
この決戦を前に、ジーコジャパンはギリシャ戦の翌日20日にケルンへ移動。20日は控え組を中心に1時間半のトレーニングを実施した。前夜のギリシャ戦(フランクフルト)で途中出場ながら決勝ゴールを決めた大黒将志(G大阪)や、このチームになって初めて2列目でプレーした遠藤保仁(G大阪)らも元気そうな姿を見せた。ジーコ監督は「ケガなどがなければシステムもメンバーも変えない」と発言。ブラジル戦も4バックでいくことを明言した。
となると、明日の先発はGK川口能活(磐田)、DF加地亮(F東京)、田中誠(磐田)、宮本恒靖(G大阪)、三都主アレサンドロ(浦和)、ボランチ・中田英寿(フィオレンティーナ)、福西崇史(磐田)、2列目・小笠原満男(鹿島)、中村俊輔(レッジーナ)、FW玉田圭司(柏)、柳沢敦(メッシーナ)ということになる。
ギリシャ戦では中田、中村を中心によくボールが回り、相手の守りを混乱させ、数多くの決定機を作った。加地らアウトサイドのオーバーラップも多く、彼らがシュートに絡む場面も目に付いた。さらに宮本ら守備陣もハリステアス(アヤックス)ら高さのある相手をしっかりとマーク。自由にさせなかった。
チーム結成後、ベストともいえるこの試合のイメージを持って、次のブラジルに挑みたい。
とはいえ、世界王者はギリシャに3-0で勝っている通り、やはり総合力では日本を上回るといわざるを得ない。GKジダ(ミラン)、DFルシオ(バイエルン)、ロッキ・ジュニオール(レバークーゼン)、エメルソン(ユベントス)、カカ(ミラン)、ロナウジーニョ(バルセロナ)、アドリアーノ(インテル)ら国際経験と卓越した技術、知名度を兼ね備えた選手たちを擁しており、そう簡単にプレーさせてはくれないはずだ。パレイラ監督がカカとロナウジーニョを温存する方向性を打ち出したという情報もあるが、誰が出たとしても「抜きん出た個の力」を持つのは間違いない。
しかもブラジルのパス回しの抜け目のなさはメキシコ以上だ。再び中盤で回されて中田、中村、小笠原という攻撃的なMF陣が守備に奔走する事態も想定される。こうした事態を招かないように、日本は前線と最終ラインの間をコンパクトにして連係を取りつつ、不用意にスペースを作らないよう心がけなければならない。まずは手堅い守備から入り、高い位置でボールを奪って素早い攻めから得点を狙いたい。
ギリシャ戦でビッグチャンスを立て続けに外した玉田、柳沢の2トップには、この大一番できっちりと仕事をしてもらわなければならない。彼らが攻めあぐねるようなら、ジーコ監督は切り札・大黒を早い時間帯に投入するだろう。「自分のシュートの形」を持つ天性のゴールハンターが、世界王者にどこまで通用するか楽しみだ。
苦戦続きだったワールドカップ・アジア最終予選から2週間。日本代表は1つの段階を超えて「人とボールの動く」完成度の高いチームになりつつある。ブラジル戦はその実力がどの程度になったのかを推し量る絶好の機会。中村も「自分たちのサッカーがどのくらいできるか楽しみだよね」と笑顔で話した。
世界ベスト10の相手に善戦したゲームといえば、昨年4月のチェコ戦(プラハ)、6月のイングランド戦(マンチェスター)を思い出す。いずれの試合も日本は90分間の運動量と集中力で勝った。今はメンバーも戦術も戦い方も違うが、強豪相手の試合という意味では参考になる部分も多い。過去の経験を生かしてブラジルに勝ちきってほしい。
以上
2005.06.20 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
一覧へ【FIFAコンフェデレーションズカップ 日本代表 vs ブラジル代表 プレビュー】ジーコ監督の母国と初対決。ギリシャ戦の内容ある勝利を4強入りにつなげたい日本。(05.06.22)
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