6月25日(土)J2 第18節 山形 vs 仙台(19:00KICK OFF/山形県)
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5月4日、第10節、仙台スタジアム。当時4位・山形と同じく8位・仙台の第1ラウンドは、1-0で山形の勝利。これはJ2元年の99年以来、直接対決ではじつに15試合ぶりにもぎとった勝利だった。この対戦で順位を一つ上げた山形と一つ下げた仙台、その勝ち点差は「3」から「6」に開いた。
6月25日、第18節、山形県総合運動公園陸上競技場。ともに2位以下の大集団の中で今季2度目の対戦を迎える両チームの勝ち点差は2まで縮まっている。結果次第では順位が入れ替わるというシチュエーションは、白熱必至の試合をさらにヒートアップさせるに違いない。山形は真夏日が続いているのは、太平洋高気圧よりも熱い「みちのくダービー」が接近しているからに違いない。
山形は第2クールの5試合で1勝3分2敗。鳥栖、京都(当時2位と1位)を迎えた2連戦で連敗、前節の横浜FC戦も先制の2分後に追いつかれてドローに終わるなど、5月7日以来、ホームのサポーターに勝利をプレゼントしていない。勝ちきれない最大の理由は、ゴール前での決定力のなさ。ただし攻撃力だけを見れば、「人も動き、ボールも動く」「アグレッシブな」めざすべきサッカーにかなり近づいている。
前節、ルーキー佐々木に代え、チーム最年長の高橋を右サイドハーフとして先発させたが、周りを活かせる高橋が入ることで人の動きが活性化。さらに、2トップの阿部、根本のコンビも、中盤まで下りてパスを受けリズムをつくるほか、裏への飛び出しと空いたスペースに入る連係がスムーズで、これまでになく高い位置でボールが回っている。また、これまでは右サイドの強烈な突破力が取り沙汰されてきたが、本橋、内山を中心とする左サイドでゲームをつくる動きも目立つ。臼井が累積警告で欠場となる右サイドバックには、センターバックから回してくるのか、またはサイドバックを本職とする太田を入れて攻撃的な布陣を敷くのかにも注目したい。
対する仙台は今季初の3連勝を飾った勢いで敵地でのダービーに乗り込む。3試合連続ゴールを挙げているバロンと、その周囲を動いて起点となるシュウェンクの2トップのポテンシャルで相手を引きつけながら、中盤からスピードを生かして裏へと切り込む。前節はリトリートした水戸に手こずったが、山形を相手にそのような心配はないだろう。
今節は、熊谷が累積警告で出場停止。中盤同士でポジションを動かしながら、森川の攻め上がりを促してきた。それだけに、連勝中の熊谷の欠場は痛いが、この機会に、シルビーニョの今季初の先発投入も検討されているようだ。このシルビーニョがトップ下に入れば、都並監督が開幕前にめざしていたブラジル人によるトライアングルでのスタートとなる。
前回の対戦ではバロン、シルビーニョ不在の戦いとなっただけに、3人がそろってどの程度機能するかは興味深いポイント。さらに、仙台の2トップに当ててくる長いボールのこぼれ球をどちらが多く拾うのか。仙台の1ボランチ・千葉の周囲でうるさく動き回るであろう山形の2トップを、仙台がどう抑え込むのか。山形の左サイドと仙台の右サイドでどちらが主導権を握るのか。そして、勝ち点3をより渇望しているのはどちらのチームなのか。興味あるポイントは尽きない。
キックオフは19時。語り継がれるべき名勝負がまた一つ、歴史に刻まれる。
以上
2005.06.24 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
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