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【J1:第13節 大分 vs 横浜FM レポート】節目の試合を落とした大分。改善の余地はあるが横浜FMが勝ち点3を手にする。(05.07.03)

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7月2日(土) 2005 J1リーグ戦 第13節
大分 0 - 2 横浜FM (19:05/大分ス/26,143人)
得点者:'56 大島秀夫(横浜FM)、'86 坂田大輔(横浜FM)
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試合前。アップを終えた西川周作は引き締まった顔をしていた。いつになく厳しい表情だと思っていたら、ボランティアスタッフが握手を求めた時に普段の笑顔になった。リーグ戦デビューとなる試合前でも、西川は平常心を保っていた。試合後「今日は緊張しなかったですし思い切ってやれました」と述べた西川は、横浜F・マリノスというチームに名前負けするようなことはなかった。

その西川は、実際にプレーでも安定感を見せてチームに貢献。横浜FMが放つ鋭いシュートを「何度も反復練習したのがとっさに出た」という素早い反応で止め続けた。そんな西川のプレーに後押しされて大分トリニータの前半は満足行く内容となる。チーム全体に守備の意識が浸透し相手ボールに対する連動したプレスが徹底。先発した中盤のバランスも良く、試合を互角に進める。

一方の横浜FMは中盤をうまく作ることができない。結果として前線の大島秀夫へのロングパスが増えることとなるが、これもセカンドボールを拾えず単発に終わる場面が多かった。もちろん清水範久が近くに居る場面では、お互いのコンビネーションで何度か最終ラインに襲いかかったが、西川の安定したセービングを前にゴールを割ることができなかった。

共にチャンスがありながらお互いに得点できない試合展開は、後半開始早々のアクシデントで大きく展開する。左サイドハーフとして先発し、豊富な運動量でチームに貢献していた吉田孝行が負傷退場。このポジションに皇甫官監督は、高松大樹を投入した。

「キャンプから準備をしてきていたので起用した。相手の両サイドはあまり高くないので、あそこにボールを入れたいと思った」とその采配を説明した皇甫官監督だが、実際は高松の良さを全く生かせず、また「バランスが崩れましたね。前半、(吉田)孝行さんが動いてくれて良かった部分があったので」という川田和宏の言葉にもあるように、試合の均衡はここで崩れた。

56分のセットプレーの場面で大島が頭で流し込こんで横浜FMが1点を先制すると横浜FMが落ち着きを見せ、その後もチャンスを作り続ける。大分は86分にマグノアウベスが抜け出しGKとの1対1に持ち込む場面があったが、中澤佑二がスーパーなタックルでボールを奪い取りブロック。するとその直後に後半から交代出場の坂田大輔がねばり強いボールキープからのシュートをねじ込み、試合を決めた。

何度か最終ラインを裏に突破される場面があるなど横浜FMの守備陣に不安定さが散見されたが、そうした試合を勝ち切れたのは横浜FMに取っては収穫になる。

一方の大分は、胸スポンサー決定後の節目の試合ということでどうしても勝利がほしい試合だったが、詰めの甘さで勝ちきれず。ただしルーキーながらもリーグ戦デビューを果たした西川のパフォーマンスは今後の大分に明るい兆しをもたらしそう。

ちなみにその西川は80分に直接ゴールを狙える位置でのFKのキッカーを務めているが、これはユース時代からの彼の持ち味。グラウンダーを狙ったキックが高く上がってこの場面では失敗に終わっているが、皇甫官監督が「西川は私がよく知っている選手。中学3年生の時から知っている。これからもそういう場面があれば使うと思います」と述べており今後も西川の相手ゴール前での直接FKは見られそう。スタジアムを沸き返らせるプレーだけに今後が楽しみである。

以上

2005.7.3 Reported by 江藤高志
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