今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第15節 大分 vs 広島 プレビュー】再開後の夏の陣、まだ白星を挙げていない大分vs広島。暑いビッグアイでの戦いに勝つのはどちらか。(05.07.10)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月10日(日)J1 第15節 大分 vs 広島(19:00KICK OFF/大分ス)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
 
 夏のビッグアイはとにかく暑い。常に2万人前後入る観客の熱心な応援の熱さに加え、開閉式屋根が付いたドーム型のスタジアムは山合いにあることもあり、熱がこもっていて、立っているだけでも汗が吹き出てくる。特に雨天の時などは、屋根が閉まっているため、蒸し風呂状態に。前々節、対戦した横浜の選手が、試合前のウォーミングアップの時から、口々に「暑い、暑い。」を連発していたほどである。「僕たちはあの暑さには慣れていますから。アウェーの選手は大変でしょうね。ここはホームの利を生かさないと。」と大分・DF有村は言う。

 その暑い大分・ビッグアイでの第15節、現在5勝3敗6分けで5位のサンフレッチェ広島を迎える。広島も大分と同じく再開後、まだ勝てておらず、この夏の陣に乗り遅れている。ここは両チームとも勝って弾みをつけたいところ。夏の連戦を乗り切るためには、どちらも「チーム全員で戦う」しかない。

 大分は現在5勝7敗2分けで13位。リーグ再開後、中断中のキャンプから皇甫官監督が繰り返し言ってきた、「中盤からのプレス」がしっかりと選手に浸透したため、前節の柏戦も前々節の横浜戦も相手にさほど攻め込まれることもなく、ボランチの川田を中心に攻守のバランスも取れるようになってきた。しかし、チーム最大の課題は、「ゴール前までは行くけれど、チャンスが作れない。(皇甫監督)」ことだ。ナビスコカップを含め、ここ3試合連続無失点。ここまで7得点を挙げてきたマグノアウベスと、3得点のドドをマークされてしまうと、決定機を作ることが出来ないのは問題だ。鉄壁の広島の守備を崩し、ゴールに持ち込むためには、この2トップに対してもっと2列目、3列目が絡んでくる必要がある。

 予想スタメンは2トップにマグノアウベス、ドドのブラジル人コンビ。左サイドはケガの吉田の代わりに阿部。右サイドは西山。ダブルボランチは好調の川田とベテランの梅田。左サイドバック有村、右サイドバック吉村。センターバックは柴小屋と深谷、GK西川と、若い守備陣が大分のゴールマウスを守る。

 対する広島は、前節のG大阪戦では小村らの守備陣がG大阪の猛攻に耐え、1−1のドローにまで持ち込んでいたにも関わらず、ロスタイムで決勝弾を決められ、精神的に痛い負け方をした。中断前は2位につけていた順位も、ここにきて5位に転落。しかし、夏の連戦、ここで転ぶ訳にはいかない。小野監督は中3日でチームをどう立て直すのか。総失点数11とリーグ1の最小失点数を誇る守備の堅さは言うまでもない。課題はやはり、大分と同じく、「決定力」だ。「ボールを奪ってからの動き出しが遅いため、攻撃に行く途中で相手にプレッシャーをかけられる。」と小村は話すが、大分の中盤からのプレスにどれだけ耐えられるか。また攻撃に転じた時、両サイドバックの服部と駒野が攻撃参加できるかがポイントである。

 いずれにしても、両チーム、相当の運動量が必要となってくる。勝ち点3と取るためには少しの手も抜けない。熱い戦いは7月10日、19時始まる。

以上

2005.07.09 Reported by 森田みき

-----------
■注目のHot!Baller: 西川 周作選手(大分)
 (選手名をクリック&投票して、JOMOオールスターサッカーに選出しよう!)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着