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【 プレシーズンマッチ:浦和 vs マンチェスター・ユナイテッド レポート 】勝負どころで強さを見せたマン・Uに完敗も、今後を期待させる戦いを見せた浦和(05.07.31)

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【Manchester United Asia Tour 2005】
7月30日(土) Vodafone CUP 2005
浦和 0-2 マンチェスター・ユナイテッド(19:00/埼玉/58,389人)

得点者:50分 ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)、63分 ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
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 新加入のオランダ代表GKファン・デル・サール、中盤の雄ポール・スコールズなどが初登場したマンチェスター・ユナイテッドのスタメンは、ルイ・サア、ギャリー・ネビル以外は鹿島アントラーズ戦から一新。迎え撃つ浦和レッズは代表の坪井慶介、負傷の闘莉王というDF陣不在も影響し、4バック、3ボランチという「練習でもやったことがない」という布陣だ。

 マンチェスター・ユナイテッドのキックオフで始まった試合開始数分で、浦和レッズのサポーターからブーイングが上がった。コンパクトで積極的な浦和レッズの守備がマンチェスター・ユナイテッドに攻撃のきっかけを与えず、彼らは自陣でボールを回し始めたのだ。気温28.6度、湿度73%、無風。まさにアジア特有の高い湿度を感じずにはいられない状況も、マンチェスター・ユナイテッドの動きを止める原因だっただろう。

 集中した守備からボールを奪い、右サイドに開いた鈴木啓太が逆サイドに飛び出した細貝萌にロングパスを繋ぐ。細貝からのクロスボールに横山拓也が反応したがシュートミス。両チーム初めての絶好のチャンスを逃した。その後も様子を伺うようにゆっくりとボールを繋ぐマンチェスター・ユナイテッドのミスパスを拾い、速い攻めに出た浦和レッズだがゴールは遠い。

 後半、浦和レッズは、新加入選手のマリッチ、ポンテを、マンチェスター・ユナイテッドはクリスチャーノ・ロナウドらを投入し、ゲームにスピード感が生まれる。
 後半2分、ロナウドのドリブル突破に会場が沸く。前半は2列目でプレーしていたルーニーは後半から最前線でプレー。その怖さを徐々に見せ始めた。
 後半6分、スコールズのパスに反応したルーニーは自身を囲むDFの存在を意識することなく、右足でゴールを決める。先制点。
 ポンテを中心に浦和レッズもチャンスを作る。後半9分には山田暢久がドリブルで相手を抜き、中央でフリーのポンテに絶好のパスを送ったが、シュートは枠を外れた。
 後半18分、ダレン・フレッチャーからのパスを受けたルーニーは、浦和レッズ選手4人を前にしながらもドリブルで抜け出し、見事なループシュートで2点目を決める。
 2−0となった時点で、マンチェスター・ユナイテッドは、ゲームのスピードを落としていく。試合をこのまま終わらせようという意志が感じられる。
 岡野雅行、エスクデロと攻撃陣を投入し、反撃を狙う浦和レッズは、何度かチャンスを作ったものの、結局2−0のまま試合終了。浦和レッズのシュート数は10本、マンチェスター・ユナイテッドは5本。彼らは5本のシュートで2点を挙げるという、貫禄の省エネサッカーで、勝利を手にした。わずか20分間で試合を決めたとも言える。

「確かにそうなんだけど、逆にそこを押さえることが出来れば……。俺らは彼ら以上にチャンスがあったしね(苦笑)。ただ組織的な守備が出来れば抑えられるんだという自信も生まれた。でもマンチェスターはチームとして、今何をするべきかという意識の統一が非常に取れていた。個々の能力の高さだけでなく、そういう面でも感じるところはあった」
と試合後、鈴木啓太は語っている。

 浦和レッズの戦いは0−2という結果以上の内容を見せていた。ルーキー細貝や16歳のエスクデロなど若い選手、二人の新加入選手も随所に新しい血の輝きを感じさせた。しかしそれでも両者の差は小さくはない。
「まだまだっていうことを感じられたことはプラスになったんじゃないですか」
 悔しさでイライラしながら言葉少なに語った長谷部誠。差を感じることは成長のきっかけになるだろう。
 昨年のボーダフォンカップ後、躍進を遂げ、初のステージ優勝を飾った浦和レッズ。後半戦の彼らの飛躍に期待が持てる夜だった。

以上

2005.07.31 Reported by 寺野典子
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