2006FIFAワールドカップドイツ大会 アジア地区最終予選
8月17日(水)19:30キックオフ/横浜国
日本代表 vs イラン代表
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3月25日、12万人の大観衆が埋め尽くすテヘランで屈辱の敗戦を喫している宿敵・イラン代表をホームに迎える日本代表。2006FIFAワールドカップドイツ大会の出場切符はすでに獲得しているものの、前回のリベンジとグループ1位通過のためには負けられない一戦だ。ジーコ監督は15日の川崎フロンターレユースとの練習試合後、今回は東アジア選手権の北朝鮮戦(7月31日、韓国・大田)に出場していたイレブンを先発起用する考えを明らかにした。1年後の本大会に向け、チーム内のサバイバル競争が激化しつつあるだけに、チャンスを得た主力組は勝利という結果を残して、改めて存在感をアピールしたいところだ。
FIFAワールドカップドイツ大会アジア最終予選のラストマッチ・イラン戦が17日19時30分から横浜国際総合競技場で行われる。ここまで5試合の成績は、イランが4勝1分・勝ち点13でトップで、日本は4勝1敗・勝ち点12の2位。日本にとって唯一の黒星がイラン戦だった。「アウェイで負けてるからホームではしっかり勝って終わらないといけない」と中澤佑二(横浜FM)も意気込みを新たにする。
今回の日本代表は東アジア選手権同様、欧州組が不在。国内の実績ある選手とアテネ世代ら新戦力で構成されている。東アジア選手権では若手が激しい闘争心を示し、チームに新たな活力と刺激をもたらした。ジーコ監督がイラン戦でも彼らを起用するのか、それとも主力組といわれる選手たちに再びチャンスを与えるのかは、大きな注目点だった。
代表合宿初日の15日に行われた川崎Fユース戦。指揮官がまずピッチに送り出したのはGK川口能活(磐田)、DF田中誠(磐田)、宮本恒靖(G大阪)、茂庭照幸(F東京)、右サイド・加地亮(F東京)、左サイド・村井慎二(磐田)、ボランチ・福西崇史(磐田)、遠藤保仁(G大阪)、トップ下・小笠原満男(鹿島)、FW玉田圭司(柏)、大黒将志(G大阪)という顔ぶれだった。前日のヤマザキナビスコカップに出場した中澤と三都主アレサンドロ(浦和)は大事を取って休んだが、ジーコ監督が従来の主力組を抜擢しようとしているのがはっきりした。
彼らは東アジア選手権の第2戦からで控えに回された。「慢性的な疲労があるから休んでくれ」という指揮官の気遣いはあったものの、北朝鮮戦で不甲斐ない負け方をして先発落ちした事実は変わらない。しかも代役の田中達也(浦和)、今野泰幸(F東京)らアテネ世代が中国、韓国相手に大健闘を見せた。ワールドカップ予選やアジアカップを戦ってきた主力組といえども、そういう状況に危機感を感じないはずがない。宮本も「今回は今までと違った気持ちで戦える」と非常に前向きだった。その意欲をピッチで出し切ることが、イラン戦勝利への第一歩となる。
イランも日本同様、カリミ(バイエルン)やマハダビキア(ハンブルガーSV)など欧州組は不在。イバンコビッチ監督は「この試合は2006年に向けた重要な準備の一環。新たな選手も何人か連れてきている」と話すが、3月のゲームに先発した6人が含まれる。最終ラインを統率するゴルモハマディ、日本戦で中田英寿(フィオレンティーナ)ら中盤を粉砕したネクナムも健在だ。彼らは競り合いや球際、身体接触に強いばかりでなく、うまさも得点力も兼ね備えている。
勝利を目指す日本だが、まず手堅い守備から入りたい。アウェー戦の時のように、先に点を与えることだけは阻止しなければいけない。そして攻撃に関しては、ボールを回して時間をかけるより、速い展開を多くすべきだ。加地も「前回のビデオを見たけど、きっちり作りすぎてタテへの速さがなくなっていた。速めにクサビを入れてスピードの変化をつけながら攻めることが大事。そうしないと引かれた相手を崩すのは難しい」と指摘していた。
幸いにして攻撃陣は調子を取り戻しつつあるようだ。川崎Fユース戦では東アジア選手権で無得点に終わった大黒がハットトリックを達成。今季J1リーグ戦でまだ1点しか取れていない玉田もゴールし、時にサイドに開いてチャンスを作っていた。184cmの大型ストライカー・巻誠一郎(千葉)も東アジア選手権での国際経験が自信となり、より落ちついてプレーできるようになった。彼らをうまく使いながら得点機を見出すことができれば、勝利にまた一歩近づくはずだ。
ジーコ監督の選手起用にも期待したい。スタートは主力組だろうが、状況によっては巻や阿部勇樹(千葉)、村井らここへきて存在感を増している選手たちを投入する可能性もある。彼らと既存の選手たちをいかに競争させ、1つのグループとして結びつけるのか。2006年の本大会までの時間は、たくさんあるようでも、そう多くない。限られた真剣勝負の場で、より多くの選手を使いながら、組み合わせを作り上げていくことがチーム強化につながる。指揮官には、このイラン戦で今後への明確な方向性を見せてほしいものだ。
以上
2005.08.16 Reported by 元川悦子
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