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【J1:第19節 柏 vs 千葉 プレビュー】新戦力加入で下位脱出へ好スタートを切りたい柏。千葉はナビスコカップ準決勝進出の勢いで勝利を目指す。(05.08.21)

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8月21日(日)J1 第19節 柏 vs 千葉(19:00KICK OFF/柏)
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リーグ戦中断前の「HOT6!」では2勝3分1敗という結果を残し、順位を15位に上げた柏。リーグ戦再開に向けて、18節終了時でリーグワースト3位(19得点)の得点力不足を解消すべく、ふたりの新戦力を獲得した。先に来日していたポストプレーヤータイプのFWレイナウドは、すでに練習試合4試合で3得点と結果を出している。また、元ブラジル代表のFWフランサは個人技に優れ、トップ下でもプレーできる選手だ。その一方で、MFリカルジーニョは鹿島に期限付き移籍している。
 
 来日が遅かったフランサは、鹿児島キャンプにスタート時から参加できなかった。また、FW玉田圭司は日本代表招集で不在が多かったため、レイナウド、フランサと3トップを組んだとしても連係不足は否めない。しかし、千葉はレイナウドとフランサのデータをそう多くは収集できていないだろう。千葉のDFが様子を見ながら対処してくると思われる序盤から積極的に仕掛ければ、先制点を奪取して優位に立つことは可能だ。
 その一方で、気にかかるのがDFを中心とした負傷者の多さだ。リーグ戦中断期間中は、DFでは長期離脱中の永田充以外にも波戸康広、小林祐三、近藤直也が負傷しており、MFではクレーベル、増田忠俊が離脱していた。ただし、波戸とクレーベルは回復しており、今節の出場も考えられる。そういった選手の回復状況を踏まえたうえで、「HOT6!」で結果を残した3バックシステムを今後は一貫して採用するのか、従来のように4バックシステムも織り交ぜて戦うのか。早野監督の采配も見所のひとつとなるだろう。

 対する千葉もまた主力選手の負傷が相次いでいた。「HOT6!」中に負傷したMF水野晃樹に加え、磐田と対戦したナビスコカップ準々決勝では、第1戦でGK櫛野亮、DF水本裕貴が負傷欠場。東アジア選手権からMF阿部勇樹とFW巻誠一郎が戻ってきた第2戦では、さらにDFストヤノフとFWハースが負傷欠場した。自ら得点するだけでなくアシストが多いハースの長期離脱はダメージが大きいが、ストヤノフと水野は17日の練習試合に出場するなど戦列に復帰。また、磐田に1勝1分でナビスコカップ準決勝進出を果たしたこともあり、現在6位のリーグ戦でさらに上位を目指すチームの雰囲気はいい。

 今シーズンの千葉ダービーはすでに4回行なわれた。2月20日のちばぎんカップは1−0(得点者:永田)、3月12日のリーグ戦第2節は2−2(得点者:柏=クレーベル、オウンゴール、千葉=巻、阿部)、3月26日のナビスコカップ予選リーグは2−1(得点者:柏=クレーベル、増田、千葉=阿部)、5月28日のナビスコカップ予選リーグは1−5(得点者:柏=FW宇野沢祐次、千葉=FW林丈統2、巻、DF斎藤大輔、MFポペスク)。大敗した前回対戦時の柏は無得点試合が続いた低迷期で、決して千葉との相性は悪くない。
 前線へ飛び出す千葉の選手の動きを中盤と最終ラインが連係よく抑え、パスワークを寸断すれば、柏に勝機はある。特に、千葉の攻守のキーマンである阿部の動きを封じることが重要だ。高い位置でボールを奪って速攻を仕掛ければ、千葉の守備に付け入る隙はある。
 意地がぶつかり合い、激戦必至となる千葉ダービーを制することで、柏の反撃が始まる。

以上

2005.8.19 Reported by 赤沼圭子

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