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【ヤマザキナビスコカップ:準決勝 浦和 vs 千葉 プレビュー】タイトルが目の前に見え始める準決勝。浦和がホーム駒場に千葉を迎え撃つ。(05.08.31)

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8月31日(水)ヤマザキナビスコカップ 準決勝 浦和 vs 千葉(19:00KICK OFF/駒場)
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ヤマザキナビスコカップも4強が出そろい、ますます真剣勝負の色合いが濃くなってきた。タイトルも目の前に迫って現実的なものとなるだけに、準決勝では熱い戦いを期待できそうだ。

8/31に行われる準決勝第1戦。浦和レッズがホーム浦和駒場スタジアムに迎え打つはジェフユナイテッド千葉。今季の浦和はリーグ戦5敗のうちホームで3敗。そして、リーグ戦での浦和×千葉の直接対決(5/8・11節)は0-0で引き分けている。そんな両チームの戦いは、ヤマザキナビスコカップで3年連続決勝進出を果たしトーナメントの戦い方を熟知する浦和レッズか、「オシム監督と今のメンバーで悲願のタイトルを」と願う千葉か。目の離せない戦いとなる。

準々決勝では、浦和は清水を、千葉は磐田をそれぞれ破っている。浦和は清水との2試合をいずれも1-0で完封勝利。一方の千葉は、2試合とも2失点(第1戦3-2、第2戦2-2)、ギリギリの戦いに勝利してきた。今季のリーグ戦の戦いぶりとも通じるが、浦和はリーグ21試合を終えた時点で失点20(広島に次いで2位)、千葉は30(大宮と並び11位)と、守備力の差は数字からも見て取れる。ただ、千葉は、前田、カレンら若手が成長を遂げはじめた磐田を破っての準決勝進出でもあり、厳しい戦いを制してきていることは間違いない。

浦和は、8月の中断明けからリーグ戦で2勝1分とまずまずのスタートを切っている。ポンテは19節F東京戦と20節神戸戦で、マリッチは21節名古屋戦でそれぞれ得点。既存の攻撃陣とかみ合いはじめている。また、堀之内、闘莉王、坪井の3バックも安定、チームの攻撃力と共にようやく潜在能力も発揮できるようになってきたところ。名古屋戦では田中達也も残り5分で登場。戦力は整いつつある。

一方の千葉、戦力的には前半戦に3バックの一角を占めた水本が負傷から戦列復帰していないこと以外は万全に近くなってきている。夏場を過ぎてもチーム全体の運動量は健在。林、羽生ら前線も好調なだけに、攻撃的なだけに手薄になりがちな浦和の中盤を走って崩す、もしくは両サイドから巻を狙う、そんな戦い方になりそうだ。

そして、浦和ならではのサポーターの大声援がこの試合に与える影響にも注目したい。前節、新潟とアウェイの大観衆の前で引き分けた際、オシム監督は「4万人という観客はすごいし、認めざるをえない。これなら試合に負けてもいいんじゃないか。もちろん冗談だけど、本音も入っている。なぜなら、サッカーとは観客のためにやっているわけだからね」と絶妙なコメントを残している。決して本心で負けてもいいといっているわけではなく、選手の発奮をうながしたいところだろう。
一方前節、名古屋に勝利した浦和。こちらもアウェイでの戦いながら新加入のマリッチはこうコメントしている。「アウェイゲームなのに、多くのサポーターがホームゲームのような雰囲気で応援をしてくれたことは、うれしかった。特に自分の名前を呼んでくれたのには、鳥肌が立った」こちらもうなずけるコメントだ。

両チームとも中3日での戦い。中断あけ4試合目とはいえ夏場の試合は体力的には厳しい戦いにもなるだろう。それでも、長丁場を戦うリーグ戦とはまた違った、激しいトーナメントの戦いを期待したい。


以上

2005.08.29 Reported by 了戒美子

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