第24節 横浜FM vs F東京(19:00KICK OFF/日産ス)
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シュート2本で2ゴールと驚異的な確率で、横浜FMは前節で勝利。8月再開後のJリーグでようやく初白星をあげた。後半はシュート0だったが、攻められっぱなしというわけでもなく、攻撃の形は作れてはいた。内容よりも、結果が出たことが大きい。いくら攻めてもゴールを奪えない展開は、典型的な悪い流れ。少ないチャンスを結びつけ勝利すればムードは好転していく。
「チームの調子がどうこうでなく、この時期に行うことを決めていた」と岡田監督が言っていた、今週火曜日から3日間のミニ合宿。ここでの集中的なトレーニングで、攻守における調整とレベルアップを図った。気分転換はモチベーションにもプラス。ギアを1段階上げて巻返しに邁進したいところだが、今節の相手は、そう簡単にはいかない。というか、横浜FMにとってはJクラブ中で苦手の部類に入るF東京だ。
両者の過去の対戦を振り返れば、横浜FMにとって、いかに相性が悪いかが分かる(Jリーグ公式サイト参照)。
リーグ戦では、12得点で20失点。4勝5敗2分というひとつの負け越し以上に、痛い記憶が幾重にもこびりついている。まず2000年の初顔合わせから3連敗。しかも、この3試合では横浜FMはノーゴール。2引き分けを経て横浜FMが初勝利を手にするのは、なんと6回目の対戦(2002年セカンドステージ)。さらに2003年のセカンドステージでは1−4の大敗。あまりの不甲斐ないゲーム内容に岡田監督自ら、試合後サポーター席で頭を下げている。そして、今シーズンも7月17日(17節)には0−4の惨敗。
「苦手意識などない。Jリーグでは、どこに勝つのも大変。F東京だけが、特別な相手ではない」
これまで、何人もの選手に聞いてきたが、そう口をそろえている。過敏になってしまうのは、我々周辺のウォッチャーだけかも知れないが、磐田や鹿島にねじ伏せられたときにも感じない、妙に歯車がハマってしまう『綾のようなもの』が頭に浮かぶ。それは具体的には、F東京のボールを奪ってからの攻撃。奪った位置と奪い方、そして加速、連動。これを本来、受けに強いはずの横浜FMがしのげない。
ボランチの連係とアウトサイドの加勢で止める手立て。しかし、その第一人者である那須が今回は、累積警告で出場停止。3−5−2のボランチは河合、上野、マグロンのうち2人の組み合わせとなるだろう。
岡田監督の思案で、マグロンを使うかどうか? 長身のテクニシャンで、対人にも強いマグロンを高く評価していても、F東京のスピードと圧力に抗することが出来るか否か。プレースタイルやタイプの問題になる。計算しやすいのは河合のほう。身体を張って砦の役割を全うする魂ディフェンスに賭けてもよいのではないか。
F東京も、今シーズンは優勝候補の一角にあげられていたが、その大きな期待に応える活躍には届いていない。もちろん若手が順調に育っているのは明るい材料。茂庭、今野、栗澤に石川、鈴木、馬場、梶山。魅力ある個性集団がリーグタイトルを手にするには、さらに経験が必要ということかもしれない。その意味で、これからのシーズンの残りゲームが重要だ。どれだけ、苦しんで乗り越えるか。局地戦で輝くかの勝負。その量と質のアピールとして、この横浜FM戦などは格好の舞台だろう。7月の対戦で見せた鈴木、馬場の加点シーンのような集中力に満ちた場面の再現を、ファンは期待しているだろう。
さて、過去の11試合をプレーバックすれば、明確な予想が立つ。「接戦なら横浜FM。完勝ならF東京」。もっと言えば、1点奪えれば横浜FMの負けは少ない(5敗中、完封負けが4回)。苦手を倒して連勝か。足踏みで一歩後退か。横浜FMのシーズン後半の帰趨が、このゲームにかかっている。
以上
2005.09.16 Reported by 池田博人(インサイド)
J’s GOALニュース
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