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【J1:第25節 G大阪 vs 鹿島 プレビュー】いよいよ天王山決戦!首位G大阪と2位鹿島が、万博で直接対決(05.09.24)

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9月24日(土)J1 第25節 G大阪 vs 鹿島(19:00KICK OFF/万博)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 まだシーズン終了までは2カ月以上あるとしても、この一戦は今季のJリーグで最も重要な試合のひとつとなるのは間違いないだろう。勝ち点47で首位に立つG大阪と、勝ち点差1の2位鹿島との、頂上決戦。得失点差もG大阪がわずか1点と、拮抗している両チームが、G大阪のホーム・万博記念競技場で雌雄を決する。

 今季の最初の対戦は、まだシーズン序盤の第2節。カシマスタジアムで行なわれ、2-2の引き分けに終わった。このときは、G大阪が先手を取り、鹿島が追い付くという展開になり、双方とも外国籍選手が全得点を叩き出した。チームにとって、大きな戦力となっている彼ら、特にG大阪ではアラウージョ(25得点/1位)、鹿島ではアレックス ミネイロ(10得点/6位タイ)の、チームトップスコアラーの存在は、この試合でも見逃すことはできず、現段階での好調さも鑑みると、やはり、均衡を破るとすれば、このふたりのFWが絡んでくることは間違いないだろう。

 では、彼らが活かされるシチュエーションはどこにあるか?G大阪では、アラウージョとともに前線で常に相手の脅威となる、フェルナンジーニョ、大黒の、3人でのコンビネーションにあるのは、もうおなじみだろう。前にほんのわずかなスペースでもあれば、この3人だけでゴールまで向かっていける。前節の柏戦でも、実際にアラウージョと大黒のコンビプレーで、いつものG大阪の形で、先制点を奪った。

 ただし、この試合では、G大阪の前線に相当厳しいマークが付くのは明らか。老獪な鹿島DF相手に、なかなか前を向いてプレーすることは難しいだろう。ということは、彼らにボールを配球する二川、遠藤、家永、橋本の役割も大きくなってくる。前節の後半から実践した右に二川、左に家永といった攻撃的シフトで西野監督は試合に臨みたいようだが、その両サイドが、対面の新井場、青木からどれだけ主導権を奪えるのかも注目したい。

 一方、鹿島サイドに立てば、なんといっても小笠原の出来如何であることは、ここ数試合から見ても明白である。前節の神戸戦ではボランチに入り、自在な球出し、効果的な攻め上がりでチームの勝利に貢献した小笠原。今回は、同じく日本代表のG大阪・遠藤とのマッチアップ、駆け引きとなり、ここがこの試合での最大の見所と言えよう。小笠原がゴール前に顔を出し、本山、深井らと攻めのリズムを作れれば、それはすなわち鹿島のペース。逆に、小笠原が封じ込まれれば、遠藤が前に出るということでG大阪自慢の前線3人が機能することになるだろう。

 データだけを見れば、G大阪は鹿島に9勝2分19敗と大きく負け越しており、そのうえ万博での対戦成績も5勝10敗ということを見ても、G大阪不利の印象は拭えない。また、G大阪にとって、これまで優勝に手の届きそうなとき、2002年の2ndステージで2位になったときも、リーグ初タイトルの行く手を阻んだのは、鹿島だった。

 しかし、過去は、所詮、過去である。その過去を払拭するためにも、G大阪は是が非でもこの試合に勝って、鹿島を引き離したいところ。そうすれば、悲願のJ初制覇もいよいよ視界に飛び込んでくる。また、それだけの力を、すでにG大阪は、シーズンを通して証明してきている。その地力を鹿島相手に証明できるか、今季の真価が問われる試合になる。

 24日のG大阪、鹿島双方にとって大事な一戦は、もちろんチケットは完売。また、万博のホームゴール裏スタンドを中心に、「紙吹雪大作戦」も結構されるという。すさまじい熱狂と緊迫感が漂うスタジアムで、どのような結果が生まれるのだろうか。何度も言うが、この試合が、今季のJリーグを代表する試合になることは、絶対に間違いない。

以上

2005.09.23 Reported by 前田敏勝
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