10月1日(土)J1 第26節 鹿島 vs 千葉(19:00KICK OFF/カシマ)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
2005年J1優勝争いを大きく左右するといわれた前節のG大阪戦で、終了間際にアレックス ミネイロが挙げた同点弾によって勝ち点1を拾った鹿島アントラーズ。この粘りと勢いを残り9試合にうまくつなげ、逆転タイトルを狙いたいところ。そのためにも、千葉戦は非常に重要な意味を持つ一戦となる。
今節は攻守の要・フェルナンドと今季途中に加入し切り札として使われていたリカルジーニョが出場停止。今回はボランチに青木剛が戻り、右サイドに内田潤が入るとみられるが、千葉はアウトサイドを含めて非常にアグレッシブなサッカーをするチーム。その豊富な運動量を封じ込めたうえで、イ二シアティブを握り、早い段階で得点を奪ってしっかり守ることが、鹿島勝利の条件といえるだろう。
J1第26節・鹿島対千葉戦が1日19時からカシマスタジアムで行われる。現時点では鹿島が14勝5分6敗の勝ち点47で2位、千葉は11勝8分6敗の5位につけている。優勝を狙える位置にいる両者ともに勝ち点3のほしい試合だ。
8月下旬のJ1再開以降、本調子の出なかった鹿島。9月3日の浦和レッズ戦に引き分けたのと同時に開幕から死守してきた首位を明け渡し、その後はG大阪を追う立場を強いられている。だが、トニーニョ・セレーゾ監督は逆に開き直りを見せ、9月17日のヴィッセル神戸戦から布陣を大幅に変更。小笠原満男をボランチに下げ、2列目に深井正樹と増田誓志を起用。本山雅志をFWに上げる形で4−0という結果を出した。鈴木隆行が戻ってきたG大阪戦も彼をベンチに置き、神戸戦と同じ陣容で戦った。その結果は3−3のドロー。それでも小笠原が前半のうちに2得点をマークし、アレックス ミネイロや本山がいい動きを披露するなど、攻撃陣には前向きな材料が数多く見られた。
このムードを大事にしたいトニーニョ・セレーゾ監督は、今回の千葉戦も基本布陣を変えない腹積もりらしい。29日の紅白戦でスタメン組に入ったのは、GK曽ケ端準、DF(右から)内田、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、ボランチ・青木、小笠原、2列目・増田、深井、FW本山、アレックス ミネイロ。鈴木は再びスーパーサブに回りそうだ。
とはいえ、守りの方は気がかりな部分があるといわざるを得ない。8月下旬のJ1再開以降、鹿島は失点が非常に多い。無失点試合だったのは神戸戦のみ。それ以外は2失点が続き、G大阪戦に至っては3点を取られるという鹿島らしからぬ戦いぶりだった。
ただでさえ不安な守備陣なのに、フェルナンドが不在となると、中盤のプレッシャーが一段と薄くなる。羽生直剛、佐藤勇人、阿部勇樹からなる千葉の中盤トライアングルは積極的に前に飛び出し、FWさえも追い越す動きが多い。そういう彼らをきっちり捕まえられないと、鹿島としても苦しくなる。今回は青木の頑張りに期待するしかない。
最終ラインも安定感を取り戻したい。内田の対面には運動量と技術がある坂本將貴、新井場の対面はスピードある山岸智が来るだけに、岩政、大岩の両センターバックには的確なサポートが求められる。守護神・曽ケ端にしてもG大阪戦のようなイージーミスだけは許されない。守りを固め、かつて常勝軍団といわれた姿に少しでも近づけること。それが逆転優勝を狙う鹿島が今、取り組むべきポイントだろう。
対する千葉もタイトルへの可能性が残されている。ここで鹿島を倒し、一気に3位グループから抜け出したい。前節の清水エスパルス戦は内容的には劣勢を強いられたが、それでもこのところ維持している『粘り強さ』を発揮。エース・巻誠一郎の終了間際の決勝ゴールで勝利をもぎとった。彼らは8月27日の新潟戦から負けなし。9月11日の東京V戦から3連勝と、チームの勢いだけを見れば、鹿島を明らかに上回っている。このゲームでも十分に勝機はあるはずだ。
彼らが勝ち点3を奪う方法は、オシム監督が志向する『走って走って人を追い越すアグレッシブなサッカー』を貫くことだ。4月16日の対戦では守備が崩れ2−4で敗れているが、うまく先手を取ってチーム全体が体を張った守りを90分間持続すれば、決して同じような戦いにはならない。Jリーグ屈指の知将が選手たちに同じ轍を2度踏ませるはずがない。彼らの頭を使った戦いぶりが非常に興味深い。
両者の予想スタメンは、鹿島が前述の通り曽ケ端、内田、岩政、大岩、新井場、青木、小笠原、増田、深井、本山、アレックス・ミネイロの4−4−2。千葉がGK立石智紀、DF結城耕造、ストヤノフ、斎藤大輔、ボランチ・佐藤、阿部、右サイド・山岸、左サイド・坂本、トップ下・羽生、FW巻、林丈統の3−5−2。鹿嶋の予想天気は曇り時々晴れ、気温は最高が26度、最低が15度。ナイトマッチということで、やや肌寒い中での戦いになりそうだ。
以上
2005.09.30 Reported by Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第26節 鹿島 vs 千葉 プレビュー】首位奪回を狙う鹿島にとって落とせない一戦。運動量豊富な千葉をいかに封じこめるか。(05.10.01)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













