10月1日(土) 2005 J2リーグ戦 第34節
草津 0 - 0 水戸 (19:04/群馬陸/3,188人)
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時間が進むに連れて、気が重くなっていくゲームだった。このまま終わって欲しくないという願いも虚しく、ゲームは0-0のスコアレスドローで幕を閉じた。両チームともに決定機は数える程度。白熱した展開を期待したものにとっては、物足りないゲーム内容だった。
その原因として挙げられるのが、リアクションサッカー同士の対戦だったということだ。これまでのリーグ戦での戦い方は両チームともに、しっかりと守備を固めてからのカウンター攻撃が主体。「いままでは相手が攻めてきてくれたが、今日の草津のように引いて守られると難しくなってくる」(前田監督)。慣れない攻めに転じた結果、双方ともにパスミスが続出。しっかりとした組み立てからの攻撃ができないまま、タイムアップの笛が響いた。リアクションサッカーの応酬が招いた結果は、必然だったとも言える。
3-5-2のオーソドックスなメンバー、システムを選択した草津に対して、ファビオを出場停止で欠く水戸は、磯山と秋田を2トップに置く4-4-2を選択。「先取点を奪われるのは絶対に避けたかった」という手塚監督に対して、前田監督は「2トップを並べて、点を取りに行った」。指揮官にはそれぞれの思惑があった。水戸は確かに攻撃の意識はあった。しかし、永井が「クサビが入らず、難しい展開になってしまった」と話すように形にならなかった。前半のシュート数は草津の4本に対して、水戸は0。草津もシュートこそ放ったが、力がなかった。
後半、まず動いたのも水戸だった。トップの秋田を中盤右に下げ、眞行寺を前線に配置。関を左へ回した。しかし、55分過ぎまでは草津の時間。宮川を中心に何度かチャンスを得たが、水戸の守備に阻まれる。60分、水戸は2トップを岩舘、伊藤に代えて打開を図る。パスがつながりだした水戸は、64分、65分と2度の決定機を作るが、得点に結びつかない。草津はその直後、樹森、酒井を投入し、リズムを変えにかかるが、パスが雑でゴールは遠のくばかり。草津は終了間際に反撃を見せたが、あまりにも遅過ぎた。
結果は引き分けだったが、水戸ペースのゲームだった。「後半のチャンスを決めれば勝てた試合だったので残念だった」(秦)。また、「第4クールはいままでとは違ったサッカーを試していきたい」という前田監督の意図が感じられた。後半に、永井、秦らが中盤で見せた組み立ては、リアクションからアクションへの可能性を見せた。ファビオが戻れば面白くなりそうだ。
草津は勝点1を手にしたが、最後まで消極的だった。「相手のワイドが気になって、飛び出せなかった」(後藤)。「引いて守ってから攻めるプランだったが、パスミスが多く、サイドにいいボールが出なかった」(佐田)。失点を恐れるあまり、完全に受身に回っていた。力の差が明らかな上位クラブが相手なら守備から入る策もやむを得ないが、今節はもう少し積極的な策でアクションを起こしても良かったのではないか。最下位・草津にとって、失うものは何もないはずだ。
以上
2005.10.02 Reported by 伊藤寿学
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