10月22日(土) 2005 J2リーグ戦 第37節
京都 3 - 1 水戸 (14:04/西京極/10,230人)
得点者:'42 パウリーニョ(京都)、'59 パウリーニョ(京都)、'66 ファビオ(水戸)、'89 星大輔(京都)
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とうとう京都が昇格内定を決めた。試合結果は3−1となったが得点シーンは今年の京都を象徴しているかのようだった。
先発メンバーを変えたのは水戸だった。まだ体力の整わないファビオをベンチに入れて磯山を先発に、右サイドバックに小椋を、中盤に秋田を配置した。京都の強さの一つに「サイドがいい。ワイドの選手個々が突破できる」(前田監督)と京都のサイド攻撃を封じようとした布陣で金星を狙う。
水戸・永井のオープニングシュートで試合が始まると流れをつかんだのは京都。引き込んだ水戸を押し込んでいく。その中でも目立ったのは斉藤の攻撃参加、何度も前線に顔を出す動きで勝利へ意欲を見せた。
しかし、京都はゴールに嫌われ、15分のアレモンのシュートはバーを叩くなどゴールが遠い。その後もボールポゼッションはできるものの水戸の粘りのあるディフェンスの前に得点を奪えない状態が続く。京都は、サイド攻撃にキレを見せるものの中央突破が少なく単調な攻撃を見せ始める。それを打開したのがパウリーニョのキープからの展開で中央からこじ開けようとする。しかし、37分の中払のヘディングシュートもバーにはじかれるなどゴールに弾かれ、嫌な空気が流れ始める。
その空気を切り裂いてゴールを生んだのは京都の頼れるゴールゲッターのパウリーニョ。42分、米田からのパスをアレモンがディフェンスの裏に流し、走りこんだパウリーニョが水戸ゴールのネットを揺らした。京都の得点源のパウリーニョがアレモンとのコンビで喉から手が出るほど欲しかった先制点をもたらし前半を終了させた。
後半、水戸は須田を投入し、小椋を上げて攻撃的に出る。前にポジションにとる水戸、京都も前線に張る選手が多くなりパスを出す所が少なくなる。相手のミスから攻撃を仕掛ける水戸、対する京都はロングボールを多用して攻撃を仕掛け、セカンドボールを支配した京都が流れを作る。
そして、59分、京都の強さの一つであるサイド攻撃から得点が生まれる。加藤のドリブル突破から中央のパウリーニョに送り、追加点をあげる。しかし、水戸もファビオを入れて磯山と2トップを形成すると、そのファビオが1点を返して1点差に詰め寄る。
京都は星に続いて田原、美尾を投入して途中出場した選手の得点に期待をかける。すると、その途中出場の美尾から、こちらも後半に投入された星へパスが送られ試合を決定付ける3点目を89分に決め、タイムアップ。
京都はパウリーニョとアレモンのコンビで1点目、サイド攻撃から2点目、途中出場した選手が3点目をあげるというこれまでの攻撃のパターンを踏襲してこの天王山を見事制した。昇格内定を決めた京都だが、まだ優勝に向けて戦いはまだ続く。次は福岡との対決、プライドをかけた勝負に期待したい。
以上
2005.10.22 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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