●練習試合 10月26日(水)の試合結果は【こちら】
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昨日の試合の2-5という大敗を受け、U-18日本代表は吉田監督の指示の下、昨晩と今朝の2回選手たちだけのミーティングを行ったという。選手たちだけで敗戦のビデオを見て、その後に話し合った。「みんなで思ったことを言って、該当するポジションの人がそれに答える」という形式だったと槙野智章(広島ユース)が説明してくれた。終了後、この遠征のキャプテン・柳澤隼(柏ユースU-18)が内容を吉田監督に報告した。「1対1の部分のこと、ボールが回せていないということ。いつもこっちから言うことと変わらないけど、自分達で話し合うことが大事だったと思う」と吉田監督は収穫ありげに話した。
「意見としていちばん出たのは、やっぱり気持ちとか声のことでした」と槙野。ミーティング中、意見を言う選手と言わない選手がいるようで、メンバー選考最中である選手のメンタルコントロールの難しさもうかがえた。ただ、チームとしてはこれからの試合を勝ち残っていかなくてはいけない。「この世代、将来の日本を強くするためには、より多くの経験を積まなくてはいけない。そのためには勝ち続けなくてはいけない」と吉田監督。そのためには、難しいことなのだろうが、代表入りの当落線上の選手たちのモチベーションも上げていかなくてはいけないのだろう。
さて、そうして迎えた今日の練習試合。
「This week photo」をご覧いただければお分かりになると思うが、昨日とはうって変わって、ラフな環境での試合。昨日のスタジアム周辺が公園になっており、その中のいわばサブグラウンドで30分×3本の形で行われた。
1本目と2本目のメンバーはGK林彰洋(流通経済大学付属柏高)、4バックに右から大島嵩弘(柏ユースU-18)、吉田麻也(名古屋ユース)、槙野智章(広島ユース)、安田理大(G大阪ユース)、中盤は左に堂柿龍一(関西学院高)、右に梅崎司(大分)、中に森重真人(広島皆実高)と柳澤隼(柏ユースU-18)が入った。2トップは星原健太(G大阪ユース)、伊藤翔(中京大附中京高)。
U-18韓国代表も、昨日のベンチメンバーが今日の主なスタメンとなっており、昨日の試合と違ってプレスもそれほどかからなかった。日本は、中盤の森重、柳澤が攻撃の起点となる。また、左サイドバックに入った安田が高めの位置を取り、堂柿とのコンビネーションで崩しにかかる。ディフェンスも、昨日と今日とで再三「1対1」について話をしていたからなのか集中も切れず、槙野、吉田が奮闘し、3本通して0失点に押さえた。
1点目は堂柿の突破からの折り返しに飛び込んだ梅崎が確実に決める。2本目が終了した時点で1-0。
2本目と3本目の間に、吉田監督は「あと1点だぞ」と檄を飛ばした。2本目のラスト5分で、韓国は昨日のスタメン7人を同時に投入し、3本目の準備を図った。これについては「強いメンバーを出してくれてありがたい」と吉田監督は感謝のコメント。ただ、ここから焦らないことが何といっても日本の課題だった。
今日は、ここで落ち着いて3本目に入ることができた。2点目は、この3本目開始直後の1分、伊藤翔が決めたもの。また、小澤竜己(青森山田高)が3本目の途中から森島と2トップの一角に入った。
3本目は相手もやや攻撃的に来たものの、ディフェンス陣が落ち着いて対処。30分×3本のトータルで2-0とし、今日の練習試合を終えた。
「ボールがたまたま来ると自分では行けるけど、コンビネーションでということが出来ない」とこのチームの選手たちの幼さを吉田監督は表現する。確かに、自分にボールが来るとか前が開いていると前に進む。だが昨日は相手のカバーが速く、日本が形を作る前に追い付かれてしまった。年齢による経験不足もあるが、リーダー的存在がいないということもあるのだろう。「その部分は、福元(大分U-18/今回は不参加)にとても期待している」と吉田監督。今回の遠征にはいない選手に期待せざるをえない台所事情の苦しさものぞかせた。
試合後のレセプションでは、槙野、安田の2人は韓国選手とコミュニケーションを取り、記念写真まで取るほど積極的。ほかにも韓国選手に話しかけていた選手もいるだろうが、みんな言葉は全く通じていないようだがなんだか楽しそう。ただの若者同士というのではなく、サッカーという共通言語があるということの素晴らしさを感じる。
次回の集合は、AFCユース選手権予選の直前合宿。登録メンバーと同じ20名の招集になるという。アウェイで韓国という厳しさを経験した選手たち。ホームに北朝鮮とチャイニーズタイペイを迎え、この経験を踏まえた戦いを展開してほしい。
以上
2005.10.26 Reported by 了戒美子
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●今後の予定
・AFCユ―ス選手権大会2006(U-18)予選グループN
11/23(水・祝) U-18チャイニーズ・タイペイ代表vsU-18日本代表(19:00キックオフ予定/熊本)
11月25日(金) U-18朝鮮民主主義人民共和国代表vsU-18チャイニーズ・タイペイ代表(19:00キックオフ予定/熊本)
11/27(日) U-18日本代表vs U-18朝鮮民主主義人民共和国代表(16:00キックオフ予定/熊本)
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