11月9日(水)G大阪 vs 横浜FC(19:00KICKOFF/万博)
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ナビスコカップ決勝戦から中3日。ガンバ大阪が今季最初の天皇杯に挑む。
120分+PK戦という激闘を繰り広げた試合から日がないこと、週末にはリーグ戦3位を走る浦和レッズとの試合があることを踏まえると、ガンバ大阪にとっては今季の残り試合に向け、再び力強く一歩を踏み出さすための、正念場と言うべき一戦。心配されるナビスコカップ敗戦によるダメージからは「前を向こう。戦いはこれからだ」というキャプテンDFシジクレイの激にも促され、すでに気持ちは次の戦いへと切り替わっているものの、激戦の中でケガ等の肉体的ダメージを負った選手については、状態を見て出場の可否、もしくは出場時間が配慮されることになりそう。
つまり、「ギリギリ明日火曜日までの状態を見て決める。先日の福岡戦で横浜FCもタフに戦っていたし、相手がJ2と言えども、そう簡単に勝てる相手ではないですからね。モチベーションはあの様な試合をやった後なので落ちている訳がないし、気持ちをしっかり切り替えられれば目標はあるわけだから、そこに気持ちをあわせていきたい。ただメンバーについては、できるだけ消耗を少なくできるように考えてつつ、結果を出していくということも考えなければいけないからね。単純に若い選手のチャンスの場、というわけには必ずしもいかないと思う」と西野監督が話すように、右膝を負傷し回復途上にあるDF宮本、右肋軟骨負傷のMF遠藤ら、ケガの状態が芳しくない選手については、無理をさせずに欠場させる見込みだが、それ以外の選手については出場時間を配慮するだけで、主力を温存させるという考えはなさそうだ。
先発メンバーは全く予測がつかない状況だが、システム、戦い方は変えないとはいえ、中盤の構成等はメンバーによって、多少変化が見られることになるだろう。いずれにせよ、リーグ戦連敗、ナビスコ決勝敗戦と、負けが続いているチーム状況から抜け出すためにも、「当然、天皇杯をステップにしたいという思いはある」と西野監督。ハードスケジュールでの一戦になるとはいえ、首位を走り続けるリーグ戦残り5試合に弾みをつける試合になるよう、持ち前の攻撃力を存分に発揮した、爆発的な勢いを示す試合になることを期待している。
対する横浜FCは、シドニーFCへの期限付き移籍が決定したFWカズ(三浦知)選手の惜別ゲームとなった先のJ2第39節・福岡戦で、3−1と勝利。昇格争いを続ける2位の福岡から値千金の白星を奪い、勢いを見せた。今回の試合は、そのカズ選手の離脱後直後のゲームということで、精神的支柱を失ったチームがどのような状況になるかが見どころの1つだが、福岡戦で見せた結束力が示されれば、J1首位を走るG大阪が相手といえども、大差ない戦いを展開するはず。
既に11月3日に終了した4回戦のでは、J1同士の対決2試合をのぞく12試合全てでJ1勢が勝ち上がっているが、横浜FCも揃って敗退となるのか、あるいは意地を見せるのか。楽しみにしたい。
以上
2005.11.8 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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