11月13日(日)J2 第40節 福岡 vs 札幌(19:00KICK OFF/博多球)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
リーグ戦というものは、本当に終わってみるまで分からないものだ。一時は3位との勝ち点差を11までに伸ばした福岡が2位争いを抜け出したかに思えたが、39節を終えた段階で3位の甲府とは勝ち点5差、4位の仙台とは7差と急接近。甲府、仙台ともに福岡との直接対決を残しているため、その行方は分からなくなってきた。加えて3位争いに加わろうとする札幌の存在もあり、40節を迎え、J1昇格争いが再び混沌としてきた。残り試合数は5。それぞれの思いをかけた最後の戦いが、いま始まる。
京都、横浜FCに2連敗を喫した福岡だが、それは、昇格へのプレッシャーや、戦術面での問題というよりも、むしろ、以前から課題とされていたメンタル面での問題が浮き彫りにされた結果と言えるだろう。思うようなリズムで試合を展開できなかったときに、慌てず、我慢し、流れを引き戻す精神的なタフさが求められている。自分たちのリズムで戦ったときの強さは実証済み。相手との関係ではなく、自分たちのサッカーをやり切れるかがポイントだ。
勝ち点5のリードは依然として優位な状況に立っていることを示すが、その優位性はわずか。福岡にとってはいずれも勝たなければいけない5試合になる。「うちの昇格への気持ちのほうが強いということを見せなければいけない試合。残り全部の試合を勝って目標を達成する」と松田監督は強い意思を見せる。そのためにピッチに送り出すのは「戦える気持ちの強い選手」だ。もちろん、選手たちも同じ気持ち。緊張感溢れる紅白戦で激しくポジション争いを繰り広げている。そして、まず札幌戦で勝ち点3を取りに行く。
一方、勝たなければいけないのは札幌も変わらない。数字の上では2位の福岡に追いつくのは容易ではないが、3位の甲府との差は6。その甲府とは42節に直接対決を控えており、まだ可能性は十分にある。ただし、それは次節の福岡との戦いに勝つことが条件。第4クールに入って負けなしと、チーム状況は決して悪くはないが、4引き分けという数字が示すように勝ちきれないのが事実。こちらも福岡同様、勝利に対する強い欲求を表現できるかが鍵だ。
勝つことしか許されない状況の中では、受身に立っては活路は見出せない。高い位置からの守備を徹底し、ボールを奪ってからの速い展開と、両サイドから押し上げるサッカーを立ち上がりから徹底させること。そして最後まで走りきり、最後のもう一歩を踏み出すこと。それさえ出来れば勝利も見えてくる。それは、柳下正明監督(札幌)が常に選手たちに語りかけていること。泣いても、笑っても、あと5試合しか戦えない。そこで、今シーズンの集大成を見せたい。
単純計算すれば、次節の戦いも44分の1に過ぎない。しかし、両チームにとって、この試合の持つ意味は計り知れないほど重い。「次の1試合がどれだけ大事なものかは分かっている。サッカー人生をかけてやるくらいのつもりでやらなければいけない。そのために今まで練習を積んできた」(村主博正・福岡)。互いに譲れない試合は11月13日19:00キックオフ。どんな結果になるにせよ、激しく、厳しい試合になることだけは間違いない。
以上
2005.11.11 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第40節 福岡 vs 札幌 プレビュー】勝つことしか許されない大一番。博多の森の熱狂とともに福岡が札幌を迎え撃つ(05.11.13)













