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【J1:第30節 東京V vs C大阪 レポート】C大阪3位浮上!「ワンチャンス」を生かし優勝戦線に残る。東京Vは勝ち点奪えず(05.11.13)

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11月12日(土) 2005 J1リーグ戦 第30節
東京V 0 - 1 C大阪 (14:04/味スタ/11,074人)
得点者:'88 古橋達弥(C大阪)
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公式記録では東京Vのシュート数16、C大阪は6。決定機という意味では更に差が広がるだろう。加えて、9度のCKのチャンスを得た東京Vに対しC大阪はわずかに1度。「東京Vが勝つ条件は全て揃っていた」というワシントンの言葉を引用するまでもなく、いかにこの試合が「東京Vのゲーム」だったかは数字が物語っている。が、結果勝点3はわずかなチャンスをモノにしたC大阪にもたらされた。

実際、東京Vは終始ゲームを支配した。3分、ジウのシュートを皮切りに、7分平野、11分には平野からのパスを受け再びジウがシュート。17分、平野が放ったミドルシュートはGK吉田がパンチングで逃れ、21分ワシントンのシュートもDFがクリア。C大阪にも8分、森島のスルーパスに反応した古橋のシュートがあったものの、C大阪陣内で動き続けるボールが「攻める東京V」、「凌ぐC大阪」の図式を浮き彫りにしていた。

東京Vは前線からプレスをかけ、バックラインはしっかりと押し上げる狙い通りのサッカーを展開。35分に攻守に貢献していた東京V・平野が右足首を痛めでピッチを去ってからは「少し助かった(小林監督)」ものの、主力5人を怪我や出場停止で欠くC大阪は、「ボールの落ち着きどころが無く(小林監督)」流れを自分達に引き寄せることができないまま時間が過ぎていった。

しかし結局のところ前半の45分間に東京Vは得点することはできなかった。「相手のシュートミスが多くて助かった」と小林監督。ハーフタイムの指示は「あとはゴールだけ。後半も同じように戦おう(バドン監督)」、「ボールをキープされているが我慢して(小林監督)」。

後半開始からも、東京Vは攻撃の手を緩めず、玉乃、小林大悟がシュートを放てば、右SB柳沢も積極的に攻め上がりワシントンにクロスを送る。が、前半と同じく、決めきることができない。60分に得たFKではキッカー・相馬が低めに狙ったシュートが枠を捉えるが、この日再三好セーブを披露したC大阪GK吉田にはじかれ、65分にも玉乃がペナルティエリア内に切れ込んでシュートを放つも枠外。点が取れない焦りからか、ミスパスも目に付くようになってきた東京Vに対しC大阪のDF陣はどのピンチにも落ち着いていた。「絶対ワンチャンスくるからそれまで我慢しようと声を掛け合っていた」とMF森島。76分には途中出場の東京V・FW平本のドリブル突破をファウルで止めたMF布部がイエロー二枚目で退場となり10人となったが、それでもC大阪は我慢を重ね、その「ワンチャンス」を待ち続けた。

C大阪にその機会が訪れたのは88分。エリアの手前からドリブルで抜けようとしたC大阪・黒部を東京V・戸川が倒し、この日2枚目のイエローカードで退場。同時に、左後方、ゴールまで25メートルの好位置でのFKという場面が転がり込んできた。C大阪ベンチが祈るような思いで見つめる中、キッカーは先週の天皇杯でもFKを決め「いいイメージも残ってたし自分から志願しました」と言うFW古橋。その古橋が右足で放ったシュートは見事にゴール左隅に突き刺さり、まさに「ワンチャンス」で圧倒的に劣勢だった試合をひっくり返してみせた。

「運が無かったとしか言いようがない」。試合後、東京Vチーム関係者は肩を落とした。その言葉を聞いて、今季、苦しい試合も引き分け以上に持ち込む勝負強さについて「今年のチームには運があると思う」と繰り返し話していたC大阪・森島の言葉を思い出した。もちろん、運、不運で試合を片付けてしまうことはできないのだが。

C大阪はこれで12試合負け無しで3位に浮上。首位G大阪との勝ち点差は変わらず4のままだが、しっかりと優勝戦線に生き残った。そして東京Vは17位で依然自動降格圏だ。16位・柏が勝点1を加えたことで、更に状況は苦しくなった。試合内容は悪くなかっただけに、残り4試合での巻き返しに期待したい。

以上

2005.11.13 Reported by 高木聖佳
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