●第85回天皇杯決勝
1月1日(日)14:03キックオフ/国立/51,536人
浦和 2-1 清水
得点者:39' 堀之内聖(浦和)、73' マリッチ(浦和)、76' 市川大祐(清水)
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●ブッフバルト監督(浦和)
「今日はあまり多くを語ることはありません。清水が非常にいい試合をしてきたので、本当にいい試合になったと思います。途中まで試合はどちらに転んでもおかしくなかった。私たちが今日はついていました。
今日だけでなく、この2年間選手が一生懸命やってくれたことに誇りに思います。だからこそ今日の試合の結果は妥当だったと思っています。天皇杯に関しては25年取れなかったものを取れて、歴史を変えることが出来たと思います。浦和はこの2年間どの大会でも必ず3位以内だった。準決勝、決勝の舞台でずっとやってきて、やっと今日初めてタイトルを得る事が出来ました。
我々の目標は世界、まずはアジアへの進出ということだった。2007年のアジアチャンピオンズリーグに進出する事が出来て誇りに思う。今日はみんなと喜び合って、楽しみあいたいと思います。
2006シーズンは考えているよりもすぐに訪れると思います。すぐにまずゼロックススーパーカップがあり、そしてリーグが始まっていきます。今年せっかくいい結果を出したので、この結果を保つために来年は今まで以上の練習、努力ををつんでいかなくてはいけないと思います。そうしなければせっかく得たものがあっという間になくなってしまうと思うからです。
そして、皆さんにあけましておめでとうございます。今年1年皆さんが健康でいられますように。健康だけは自分で努力しなければ得られません、それ以外のものはなんとかすれば得られます。これは選手にも伝えた言葉です」
Q:今日の選手交代は機能したと思うが選手交代の意図と、それについての評価は?
「問題は後半自分でアクションではなくて、リアクションサッカーになってしまいました。そういうところ、特に相手の左サイドからの攻撃がかなり厳しくなってきたので、赤星を入れて、山田を右サイドにしました。
リアクションサッカーだったので自分たちでボールをキープしたかった。それが出来るのが赤星であり、山田でした。私たちがリズムをつかむために必要でした。
赤星を入れてボールをキープする事が出来てゲームが落ち着きました。こういうところでチャンスを作れたと思います。山田は試合の入り方から集中していいプレーをしてきたと思います。本当に彼は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います」
Q:DFの構成に苦慮されたと思うがDFラインについて感想は?
「坪井と堀之内というチームを統率できるベテランがまず2人いた。そんな中であと一人どうするか見たときに、細貝がいいパフォーマンスを見せていた。今回天皇杯でチャンスを与え非常に活躍してくれたと思う。若い選手が育ってくれたのは嬉しい。組織が出来ていることで初めて才能のある選手がチーム内で育つと思うので、こういう組織作りもできて嬉しい。選手が練習を重ねる事で監督が求める事を理解してくれた」
Q:マリッチが活躍しましたが?
「彼はこういうことができると思って呼んできた選手で、それを証明してくれたと思います。私だけではなくてチーム全体が彼に感謝をしなくてはいけません。苦しい時は彼が必ず点を入れてくれました。これは(天皇杯の)山形戦からこれは始まりました。天皇杯はマリッチ選手のためにあったといっても過言ではないと思います」
Q:アジアに向けてという話がありましたが、ポテンシャルはどれくらいあると思いますか?
「チームは生き物だと思っています。顔も、体型も変わるので大切なのは個一つ一つを成長させ、チームを成長させる事です。2005年は得点王を放出し、若手の成長を図ってきたが、外からとってくる選手はチームの核にならなくてはいけない選手だから、多大な貢献をしなければいけないと思っています。今シーズン浦和はまた一歩成長しました。攻撃のバリエーションが増えた。単調だった攻撃がそれをコントロールする事が出来るようになった。2年間で浦和は一歩一歩成長している。これはまだまだ伸びてくる。今浦和は日本の中でトップチームに入れたと思っている。ここまで成長してきた浦和の成長をここで止めるわけにはいかない。更なる発展をさせなければいけないと思います。その可能性はもちろんあります」
Q:天皇杯で優勝したチームがここ3年で2チーム降格しているんですが?
「先ほども言ったようにチームは生き物です。天皇杯を取った時の選手が、翌年必ず一緒にいるかというと顔ぶれも成長具合も変わっている。天皇杯を取ったことが降格するという理由にはならないと思います。我々にはそういうことはないとおもいます」
Q:ブッフバルト監督の選手時代と比べて浦和はどれくらい成長したか?そして浦和にとって今回の天皇杯のもつ意義は?
「(私の選手時代と比べて)どれくらいといわれても比較はできません。私がプレーしていた時とは浦和だけでなく日本のサッカー自体が成長をしています。サッカー自体もサッカーを取り巻く環境事態が変わっているので、比較の対象にはならないと思います。
今回の天皇杯は浦和にとっては大きな意味があります。一つはクラブの歴史としては(天皇杯が)25年ぶりのタイトルだった事。浦和レッズになってから、サポーターは素晴らしいがチームはいつも成績が良くなかった。これがこの2年間で大きく変わりつつあると思います。今回のこのタイトルは成功の始まりであると考えたいと思います。今後このチームを率いてもっと成長したいと思っています。もう一つはアジア進出のきっかけになるということです」
以上
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