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【第84回全国高校サッカー選手権大会:三回戦 プレビュー】好ゲーム必至の3回戦。注目カードは滝川第二と大津の一戦。攻め合いを制するのはどちらか(06.01.03)

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12月30日に開幕した全国高校サッカー選手権も早くも3回戦。駒沢会場の第1試合では、中国勢同士がベスト8進出をかけて対戦する。岡山県代表の作陽と広島県代表の広島観音。知り尽くした者同士の対戦は接戦が予想される。2回戦で山形中央を5−1と一蹴した作陽はのキーマンは宮本大希。低い位置で起点を作る彼のプレーで攻撃の方向性が決まる。前線で楔を受けて起点を作るのは山本翔一。ポストプレーだけではなく、チャンスと見ればシュートを狙う積極性も兼ね備えたFWで、山形中央戦ではハットトリックを記録した。加えて、統率の取れたDFラインは相手を自由にさせない落ち着きがある。今大会の目標は過去最高のベスト8を越えること。まずは、その第一関門に挑む。

昨年、創部59年目にして初出場を果たした広島観音は2年連続2度目の出場。監督が選手たちに与えるのはアドバイスだけ。戦術や先発メンバーを選手自らが決めるという、高校サッカー界においては異色のチームと言える。持ち味は後方からビルドアップする組織力。それに、局面でのドリブル突破や緩急の変化がチームにスパイスを与えている。選手同士の信頼関係の深い、組織で戦うチームは今年も健在。昨年は3回戦で涙を呑んだが、その壁を破るべく駒沢陸上競技場のピッチに立つ。

続く第2試合では、高校サッカーファンにはお馴染みの鹿児島実業と徳島商業が顔を合わせる。優勝候補の呼び声高く大会2連覇を狙う鹿児島実業は、2回戦で上田西を圧倒して3回戦へ進んできた。相手のミスをついて奪った先制点。縦パスとフリーランニングのコンビネーションで奪った追加点。そしてセットプレーから奪った3点目と得点パターンも多彩。上田西が落ち着きを取り戻した後半も、着実に2得点を追加した。その強さは評判通り。3回戦でも、その強さを発揮してくれるのは間違いないだろう。

そんな鹿児島実業と対戦する徳島商業のポイントは、鹿児島実業の分厚い攻撃をどうやって食い止めるかということに尽きる。2回戦の一条戦では、相手2トップを徹底マークして仕事をさせなかったが、その再現を目指したい。強みは昨年のメンバーがほとんど残っていること。3年連続出場中のチームが全国大会を知り尽くしていることも心強い。目標のひとつである初戦突破を果たした徳島商業は、さらに上位進出を目指して鹿児島実業に挑む。

サッカーファンなら見逃せないカードが滝川第二と大津の対戦。優勝を狙える力を備えた両チームが三ツ沢会場の第2試合に登場する。夏以降、自慢の攻撃力アップにより急成長した滝川第二は2回戦で中京大中京を2−0と順当に下して3回戦へ。しかし黒田和生監督は「チームの本領はまだ発揮できていない」と厳しい表情を崩さない。目標はまだ勝ったことのない国立競技場で勝利を挙げること。それは全国のトップに立つことをも意味する。そのための最初のハードルがこの大津戦。簡単な戦いではないが譲れない戦い。注目の森島康仁の爆発に期待したいところだ。

一方、熊本県内の3タイトルを独占し、九州大会も制覇。そして春のFBS杯でも優勝を飾るなど、大津の実力は誰もが認めるところだ。お馴染みのポゼッションサッカーから繰り出される攻撃は迫力満点。安定感の高い守備も定評がある。2回戦の北海戦では平凡な戦いながら4得点を重ねたのは実力の証。Jリーグ内定者4人を揃える実力が大会屈指であることを改めて示した。滝川第二、鹿児島実業と強豪が名を連ねるブロックに入ったが、このブロックを勝ちぬけば全国制覇が見えてくる。

那覇西、東福岡と、全国の強豪チームを立て続けに破って3回戦に進出した遠野が登場するのは、さいたま駒場会場の第2試合。遠野は独特の雰囲気を持ったチームだ。一言で言えば、粘り強い守備と数少ないチャンスをものにする勝負強さということになるのだが、相手を自分たちのリズムに引き込んでしまう何かを持っている。ゆったりとしたリズムと、スピードあるFWの突破が武器。2試合連続得点中の菊池亮、その菊池とコンビを組む橋場貴之、トップ下でゲームを作る小島暢明らのプレーに注目だ。

その遠野とベスト8進出をかけて戦うのは立正大淞南。目標であった2大会前の県勢初のベスト16の再現を達成し、歴史を塗り替えるベスト8進出を狙う。ドリブルとワンツーの中央突破を信条とするチームの鍵を握るのは金園英学と松本昴樹。2回戦では、この2人のパス交換からいくつもの好機を演出した。中央に人数をかけて厚く守る遠野の壁を切り崩せるかどうかが最大のポイント。遠野のリズムに飲み込まれないためには、前半のうちに先制点が必要で、この2人にかかる期待は大きい。

以上

2006.01.03 Reported by 中倉一志
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