ポカポカと暖かい気候に包まれたJ-STEPのグラウンドに、28名の選手の声がこだましていた。
愛媛FCが加わり13チームとなった2006年のJ2。湘南ベルマーレは28名の選手で、1月12日スタートを切り、1月23日から静岡県の清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)で約10日間に渡るキャンプに突入した。
1チーム増えたことにより、より長いシーズンを乗り切るため、30名以上の選手を揃えて開幕に備えるチームも数ある中、湘南ベルマーレの『28名』にはこだわりがあった。32名の選手でスタートした2005年、大きなケガ人も少なく選手層も厚かったこともあり、試合に出ていない選手が『試合に出る』という気持ちを1年間継続して持つことが難しい環境でもあったという。そこで今年は、それぞれの細かいポジションに2〜3人というチーム編成にし、そのポジションごとで競争させる。そうすることで、モチベーションを高く1年間保たせる狙いがあるのだ。28名全員が競争意識を持ち、1年間ケガなく、コンディションを維持するために、ブラジルからフィジカルコーチも招き、戦う体制は整った。
このキャンプでは、1年間戦い抜くしっかりとした土台を作るため、毎日2部練習を行っている。 この日の練習でも、午前中は一切ボールを使わず走りこみが中心。そして午後の練習ではボールを使った練習に切り替わり、ミニゲームなども行っていた。
このオフ、大幅な選手の入替を行った湘南は、10人の新加入選手を迎えた。「得点力が足りなかった」と2005年シーズンを振り返る上田監督。攻撃力を増し、多くの得点を重ねるために、今シーズンはブラジル人選手3人を獲得。中でもアジエル選手は2000年に浦和でプレーした経験を持ち、当時J2だった浦和を1年でJ1に復帰させる大きな原動力となり「昇格請負人」としてファンからも親しまれた存在。「日本でもう一度プレーしたいと思っていたので、今回ここに来られたことはとても嬉しい。」と、湘南でプレーする喜びを語った。
上田監督をはじめ選手全員が「J1昇格が目標」だと口にする。どの選手に話しを聞いても必ずこれが一番に口をつくところからも、これに向けた意欲は並大抵ではないことが伺えた。一番印象的だったのは、6年ぶりに「ベルマーレ」に復帰した外池大亮選手。大学卒業後、ベルマーレに入団した外池選手は当時上田監督の下でもプレーし、そして1999年の降格も味わっている。それだけに、この古巣でのJ1昇格に向けた想いは人一倍。「僕にとってはJ1昇格・・・ではなく、J1復帰です。」
まだ新キャプテンが決まっていないチームではあるものの、外池選手をはじめ、全員がJ1昇格への強い責任感を持ちピッチに立っていた。
湘南のキャンプは、このJ-STEPで行うキャンプのみとしており、2次キャンプの予定はない。湘南地区も比較的暖かいことから、2月は本拠地にじっくり腰を据え、J1チームとの練習試合を多く組みながら 開幕に向けた最終調整を行っていく予定だ。
以上
2006.01.26 Reported by 浅野 有香
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