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【 KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006 日本代表vsフィンランド代表プレビュー 】アメリカ戦で出た課題を教訓にできるか?システムを3-5-2に戻し今年初勝利を狙う日本(06.02.17)

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●KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006
2月18日(土)静岡スタジアム エコパ
日本代表vsフィンランド代表(19:15キックオフ)
なでしこジャパンvsロシア女子代表(15:30キックオフ)

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 2006年ワールドカップイヤー最初の国際Aマッチ・アメリカ戦(10日・サンフランシスコ)で完敗を喫した日本代表。試合勘不足やコンディション不良に加え、不安定な守備などいくつもの問題を突きつけられる形で日本に戻った。そして18日、彼らはフィンランド代表をホームに迎える。身長190cm台の選手を何人も擁するフィンランド代表は「仮想・オーストラリア」ともいわれるだけに、相手の高さと強さを組織的な守備できっちり抑え、素早いパス回しで主導権を握る本来のサッカーを展開したいところ。ジーコ監督はアメリカ戦で失敗した3−6−1システムを改め、より前線で起点を作れる3−5−2に変更。巻誠一郎(千葉)、村井慎二(磐田)、坪井慶介(浦和)の3人を新たに先発メンバーに入れて、チームを活性化させようとしている。果たしてこの策は的中するのか…。

 「KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006」日本代表対フィンランド代表戦が18日、19時15分から静岡スタジアム・エコパで行われる。今年初のホームゲームだけに、ジーコジャパンとしても絶対に負けられない。

 アメリカ遠征を終えていったん解散し、16日に再集合した日本代表。浦和のオーストラリア合宿に参加していた小野伸二、坪井慶介、三都主アレサンドロ、長谷部誠の4人とF東京の茂庭照幸は17日の前日練習からの合流となった。全員が揃わなかったため、16日は練習試合を行わず、ジーコ監督自身も「まだどういうシステムでいくのか決めていない」と発言。17日のトレーニングの行方が注目されていた。

 この日、指揮官がビブスを渡したのはGK川口能活(磐田)、DF坪井、宮本恒靖(G大阪)、中澤佑二(横浜FM)、右サイド・加地亮(G大阪)、左サイド・村井、ボランチ・福西崇史(磐田)、小野、トップ下・小笠原満男(鹿島)、FW久保竜彦(横浜)、巻。アメリカ戦からは布陣もメンバーも大きく変えてきたのだ。

 久保と巻という長身2トップは1月の宮崎合宿から一度もやったことがない。2人はともにポストプレーなどを得意とし、タイプ的に重なるのではないかという不安もある。が、面白いトライであることは確かだ。左サイドにしても、これまで三都主にこだわり続けてきたジーコ監督が村井の先発起用は多くのメディア関係者も驚いた。本人は「スタメンのビブスをもらってうれしかった。ぜひアピールしたい」と前向きに言うだけに、彼のパフォーマンスには大いに注目すべきだろう。もう1人の坪井はかつて先発だった選手。だが現在は小野同様にオーストラリアから戻ったばかり。やはりコンディション面が懸念される。それでも指揮官はあえて彼を抜擢しただけに、千載一遇のチャンスを生かしたいものだ。

 彼らレギュラー組をピッチに送り出して行ったのがセットプレーの確認だった。それも普段は、攻撃に重点を置いて1回1回単発で行うだけなのに、この日は守備からカウンターで逆サイドまで攻めてゴールを陥れるという連動性のある練習を繰り返した。それほどジーコ監督はアメリカ戦で崩された守備をきっちりと修正しておきたかったのだろう。

 練習前のミーティングでも「CKから簡単にやられすぎている。セットプレーのこぼれ球にも気をつけないといけない。もっと前からプレスをかけて簡単にボールを運ばせないようにしよう」と熱っぽく指示を送ったという。ワールドカップ本大会ではこれまで以上に強固な守備システムを構築しなければ勝てないことを指揮官は再認識したようだ。そういう意味でも今回、高さと強さを備えるフィンランドを確実に抑えることが、チーム建て直しの第一歩となる。ここで内容ある勝利を収められれば、チームはドイツ本大会に向けて再び自信を取り戻すことができるはずだ。

 フィンランド代表は2006年ドイツ大会の欧州予選でオランダ、チェコと同組に入り、4位に甘んじた。本大会出場は逃したが、かつてバルセロナなどでプレーしたリトマネン(マルメ)ら実績ある選手を輩出している。しかし今回海外組は招集できず、国内の若い選手たちが中心だ。イングランド人のホジソン監督は「今のチーム状態だと日本に勝つのは難しい」と謙遜するが、彼らの個人能力の高さは決して侮れない。ホジソン監督も「我々はオーストラリアに似ているだろう。日本は本大会に向けていい調整ができるだろう」と語る。

 すっかり敵将に塩を送られている状態の日本代表だけに、ここは勝ってきちんとお礼を言いたいところ。ワールドカップ未出場国に苦戦するようだと今後に向けてさらなる暗雲が漂う。そんな不安材料を払拭するためにも、アメリカ戦の教訓を生かし、日本らしい堅守とすばやいパス回しからの攻撃を披露すること。そして本大会につながる清々しい勝利を挙げること。今のジーコジャパンには内容と結果の両方が求められている。

 18日夜、静岡スタジアム・エコパがある静岡県袋井市の天候は晴れ、気温は6度と非常に寒くなりそうだが、その寒気を吹き飛ばすような熱戦をぜひ見たいものだ。

以上

2006.2.17 Reported by 元川悦子
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