●2006Jリーグプレシーズンマッチ 静岡ダービー
2/19(日)14:00キックオフ/ヤマハ
磐田vs清水
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磐田にとっても清水にとっても、今シーズンが始動して初めて多くのサポーターの前で仕上がり具合を披露するゲーム。しかも、それがダービーということで、サポーターの期待は自然に高まるというもの。
ただし、コンディション的には、磐田が13日に、清水が16日に同じく鹿児島キャンプを終えたところ。特に清水のほうはキャンプの疲労を残している可能性が高く、万全のパフォーマンスは期待しにくいかもしれない。
では、どのあたりを見どころにして、今年最初の静岡ダービーを楽しめば良いのだろうか。
まずホームの磐田は、日本代表で川口、田中、福西、村井、韓国代表で金の5人がキャンプに参加できず、この試合でも彼らを欠く形になる。ただ、キャンプでは若い選手(とくに2年目の選手)が大いにアピールしており、山本監督も「上と下の差が去年よりかなり詰まっている」と顔をほころばせる。今年は、昨年のように代表選手がいない中で新しいサッカーにトライしていくという状況ではなく、1年で作り上げてきたベースがあるので、チームに焦りはなく、選手たちも自分自身の課題にじっくり取り組むことができた。チームのまとめ役である服部も、キャンプでの充実した手応えを口にしており、まずまずの準備ができていると言えそうだ。
そんな状況で、この時期に楽しみな点は、新しく加わった選手の能力や、若手の成長ぶり。特にボランチとしての起用が予想されるファブリシオは、まだ23歳と若いがブラジルでの優勝経験も多く、「勝ち方を知っている選手」と山本監督も高く評価する。鹿児島キャンプでも積極的な攻撃参加を見せており、彼がどんな選手なのか、この試合でぜひ注目してみたい。
また、新潟への期限付き移籍から復帰した菊地も、多くの試合経験を積んでどれだけ成長したのか楽しみな選手。ボランチでもDFラインでもレベルの高い仕事ができるユーティリティー・プレイヤーだけに、代表選手が抜けることの多い今年は、非常に頼もしい存在となるはずだ。
さらに、交代出場などでチャンスを与えられた若手も、ここぞとばかりにアピールするはず。そうした、個々に楽しみなメンバーの中で、チームとして山本監督のサッカーがどれだけ表現できるのか、見どころは十分すぎるほどあるだろう。
対する清水も、状況は磐田と似ていて、長谷川監督の2年目で昨年のベースがあり、上と下のレベル差もかなり詰まっている。今年も、厳しいフィジカル・トレーニングに始まり、キャンプでは練習試合を5つもこなして、実戦の中で選手の組み合わせを探りながら、細かい部分の精度向上や課題の修正を図ってきた。プレシーズンマッチはこの1試合のみだが、開幕までの試合数の多さはJ有数と言えるだろう。
また、磐田のように代表で多くの選手が抜けることはなく(韓国代表のチョが抜けただけ)、大きなケガを負った選手もなく、磐田以上に良い準備ができている。ただ、コンディション的な部分では、この試合までで一度疲労のピークを持ってくるというスケジュールになっており、その後2日間の休みをはさんで、開幕に向けて調整していくという形。そのため、この試合で選手たちがどれだけ動けるのか未知数な部分はあるが、このあたりは昨年から重視しているフィジカル強化の成果がどれだけ表われているのかチェックしてみたい。
メンバー的には、今のところ、準優勝した天皇杯での基本布陣がベースになりそうだが、そこに引退した澤登の10番を引き継いだルーキー藤本が加わってどのような効果が表われるのか、大いに注目したい。また磐田と同様に、2年目の選手が大きく成長しており、彼らも出番を得れば積極的にアピールしてくるはずだ。
そんな中で、天皇杯で見せた長谷川サッカーのベースがしっかりと継続できているかどうかが、もっとも重要なチェックポイントとなるだろう。
というわけで、試合の勝敗とは別に、サポーターとしてはチェックしたい部分が非常に多いゲーム。その目的を十分に果たすためには、やはりスタンドで生で観戦するのがベストと言える。
以上
2006.2.18 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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