●国際親善試合
2月18日(土)(15:30/静岡/17,271人)
なでしこジャパン 2−0 ロシア女子代表
得点者:41'永里優季(なでしこジャパン)、48'オウンゴール
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2月18日、午後1時半過ぎ・・・快晴の空の下、ゴール裏がブルーに染まり始めた頃、なでしこジャパンの選手たちがエコパのピッチに姿を現した。前日の練習はスタジアムではなく直前合宿を行った福島のJビレッジで行われたため、芝のチェックも入念に行う。久しぶりの代表メンバー入りとなった山本絵美と荒川恵理子が笑顔で並んで歩く姿も見える。2006年はなでしこジャパンにとって、W杯出場権をかけた戦いの年、そのオープニングを飾るのがこのロシアとの対戦だ。大勢のサポーターが見守る中、日本、ロシア、両国の選手が入場…2006年の戦いが幕を開けた。
試合開始前、この試合でちょうど代表100試合出場となった澤に花束が送られた。93年12月6日、アジア女子選手権のフィリピン戦、わずか15歳で代表デビューしてから13年目、日本のみにとどまらず女子サッカー界では世界に名を知られる存在となった澤「長いような、短いような感じ」と振り返った。ひとつひとつ積み重ねられてきた彼女の歴史にスタンドからは大きな拍手が送られた。
GK山郷、DF左から矢野喬子、下小鶴綾、磯崎浩美、右に安藤梢、MFには酒井與惠と柳田美幸のダブルボランチ、澤穂希のトップ下、その両サイドに大谷未央、大野忍、ワントップには永里優季がポジションを取る。序盤はリズムのある攻撃を見せゴールを脅かすも、練習試合で研究済みということもあり、徹底した守りを見せるロシアに苦しめられる。「練習試合のようには行かなかった(柳田)」と振り返る。攻めても攻めてもゴール前に人数をかけて守るロシアに苦しめられる時間が続いたが、前半41分とうとうその均衡が破れた。澤が起点となり左サイドの大谷に、中央にいた大野を通過した大谷からのパスは、右から走りこんだ永里に渡り、前線の4人が絡んでの見事なゴールが決まった。1−0とリードで前半を折り返し、迎えた後半。永里に代えて、荒川を投入した大橋監督。後半開始わずか3分、セットプレーの流れから安藤からゴール前に渡ったボールが相手DFにあたりオウンゴール、追加点。その後、酒井に代えて宮間を、安藤に代えて岩清水を、大野に代えて近賀を、大谷に代えて丸山を、それぞれ同じポジションに次々交代をした大橋監督。終了間際には日本のミスが目立ち始め、何度となくゴール前を脅かされたが、2−0のまま試合終了。
さて、公式戦では初めて採用された安藤の右サイドバック。「身体能力の上で、アップダウンができるし、クロスの質も高い(大橋監督)」という大橋監督はその起用の理由を説明した。「2日前に行った練習試合の時はできた攻撃参加が、今日は研究されて相手の17番が徹底的についてきてなかなか思うようにできなかった」という安藤、「そんな時、どう突破を見せるかが課題です」とした。要所要所でその攻撃力を見せ付けた一方で「まだまだその良さをチームとして生かしきれなかった(大橋監督)」と課題も。
「ロベカルになれ」・・・大橋監督からそう言われた安藤は、年明け早々の御殿場キャンプで初めて指示された新しいポジションをものにしようと、自分自身でもブラジル代表でレアル・マドリッド所属のシシーニョのプレーをビデオで見て研究した。
「守備の面などまだまだ課題もありますし、どこをやれと言われてもやれるような選手になりたい」と今後への意気込みを口にしてスタジアムを後にした。なでしこジャパンの新しいオプションとして生まれた、安藤梢のサイドバックにも今後注目していきたい。
さて、2−0と結果は快勝だったものの、課題も数多くあげられた2006年の初戦。
今後、3月にはイタリア遠征での2試合、4月には強化合宿、更に5月には熊本で世界のトップのひとつであるアメリカとの親善試合が予定されている。
7月に行われる予定のW杯予選に向けて…刻々と時間が刻まれていく。
以上
2006.2.19 Reported by 日々野真理
J’s GOALニュース
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