●2/26(日)15:00キックオフ/等々力
川崎F vs 大宮
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関塚隆監督体制に移行して3シーズン目。メンバーも大きく入れ替わることなく、年々チームとしての完成度を高めてきた川崎フロンターレだが、チーム戦術を変更して迎える今季のプレシーズンマッチは、昇格同期生の大宮アルディージャを迎えて行われる。
川崎Fは今季から、マンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスへとディフェンスのやり方を変更することを目指しているという。目的は失点の減少で、そのためにはバイタルエリアに生まれるスペースを減らす事を意図している。結果的にボランチが最終ラインに吸収されることのない試合運びができるのか、というのが今年の戦術変更の1つの目安になる。この戦いを徹底することで、ミドルレンジからの被シュートは減ることが予想される。
ちなみにこの戦術変更について中村憲剛は「ボランチにとっては運動量的には楽になる」と述べているが「(練習試合の)C大阪戦、広島戦はうまくやれた。ただ、それでこの戦いを完全に消化したわけではないと思う。だから課題が出てきた方がいいですね」と逆説的ではあるが大宮戦に向けての期待感をにじませていた。
順調に開幕前のスケジュールをこなしてきた川崎Fだが、1つだけ気になることがあるとすれば新戦力のマルコンのケガである。紅白戦ではこの穴を右サイドを得意とする森勇介が埋めていたが、その森に話を聞くと「左は前にもやったことはあります。中に切れ込んでいけるので、やりやすいです」と不安はなさそうだった。リーグ戦の最中にも、マルコンが出場できない試合も出てくるだろう。そういう観点で言えば、そのマルコンの穴を埋めていた森の左サイドでの起用は注目である。
ちなみに足を痛めてしまったマルコンの状況だが、関塚監督に話を聞くと「開幕には間に合うんじゃないですかね。もちろん無理はさせないですが」との事だった。アウグストの後継者のプレーぶりを楽しみにしているホームのサポーターも多いかと思うが、開幕戦までお預け、という事になりそうだ。
さて、24日の紅白戦では「4バックの相手を攻め崩すオプション」として、攻撃時における4-2-4という形が試されていた。開幕からアルビレックス新潟、京都パープルサンガ、ヴァンフォーレ甲府と4バックのチームが続く川崎Fにとって、この大宮戦の意味は非常に大きい。
対するアウェイの大宮だが、多くの新加入選手を迎え、新たな気持ちでシーズンを迎えることになる。三浦俊也監督は「ここまでのキャンプで9試合ですか、をやってきて順調に準備は進んできてます。メンバーの入れ替えはありましたが、戦術的な部分での積み上げはできてますね」と、ここまでのチーム作りが順調に進んでいる事を伺わせていた。ただ、今年はシーズン中にも選手の入れ替えはあるようで「去年は移籍したクリスティアンを含めて開幕時のメンバーと最終節のメンバーでの入れ替えは3人だったですかね。今年はそれが5〜6人になるかもしれない。まだまだ流動的ですよ」とし、年間を通してチームを熟成させていくという方針を口にした。そういう意味では、大宮にとってベストな組み合わせを確かめるための意義深い試合となりそうだ。
ちなみにボランチのディビッドソン 純マーカスは「監督からは攻撃の芽をつぶすように言われています。それをこなすのは当然として、自分がゴールを決めたら勝てる試合も出てくると思う。ゴールに限らずアシストでもいいので、攻撃を去年以上にしていきたい」とフォアザチームに徹した発言を残している。
さて、この両チームにとってどのような収穫がもたらされる試合となるのか。試合内容はもちろん、試合後の監督会見も楽しみな一戦である。
以上
2006.02.24 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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