●プレシーズンマッチ
2/26(日)13:34キックオフ/味スタ/7,473人
F東京 2-1 甲府
得点者:52'ササ サルセード(F東京)、75'倉貫 一毅(甲府)、78'ルーカス(F東京)
----------
通常の試合より遅い開門時間にもかかわらず、早くからサポーターの行列があった。朝からシトシトと降り続いていた雨は開門の少し前あたりから本格的に降り始め、気温もかなり下がったため、傘をさして行列に並ぶサポーターの体はかなり冷えていたことだろう。F東京サポーターも甲府サポーターも、小さい子供から大人まで…その寒さの中でも、笑顔がこぼれ「開幕まで待ちきれない」という気持ちが伝わってくる。7,473人が、開幕前のチームの仕上がり具合を見に味の素スタジアムに集結した。
少し早くスタジアムに到着した甲府は、監督、選手がピッチの状況をチェック。「少しピッチのコンディションが悪そうだから、気をつけろよ」と、大木監督が選手に声をかける様子も。一方のF東京はリーグ戦のシミュレーションも兼ねているため、ぴったり時間通りに到着、こちらも同じくピッチコンディションをチェックした。試合前にガーロ監督は「今、自分たちがどこまで出来ているか、確認をしたい」とこの試合の目的を話した。「システムも変わり、サッカーを変えようとしているところ(ガーロ監督)」のF東京にとってとても大切な一戦だ。一方の甲府も「前の2試合で出た、試合開始直後の失点という課題をここまでの練習で修正してきた(林選手)」というポイントを含めたチェックの試合。
F東京は4−3−3、GK遠藤、DF徳永、増嶋、前田、鈴木規郎、MF伊野波、その前に梶山、宮沢が左右に位置する。そしてFWは阿部吉朗とルーカス、最前線にはササ。一方の甲府も同じく4−3−3、GK阿部謙作、DF杉山、アライール、ビジュ、山本、MF林、その前に倉貫と鈴木健太が左右に、FWバレー、少し下がって左右に長谷川と宇留野といった形でのぞんだ。後半に入りともにF東京は5人、甲府は6人の選手交代を行い「交代選手もたくさん使え、収穫の多いゲームでした」と大木監督。一方、途中投入した故障あけの今野選手、馬場選手については「かなり試合から離れていたので、試合勘を取り戻すために使いました」とそのポイントを挙げたガーロ監督、開幕戦での起用が可能かどうかのチェックも行われた。
まず、パスをまわして攻撃を組み立てるポゼッションサッカーをしようとしているF東京。自分たちのサッカーが確立されるまでまだまだ多くの課題が挙げられたが、そのうちのひとつとして、ピッチ状況が悪い雨の中での試合となった今日「こういうコンディションでも、もっとまわせるように(梶山選手)」ということがあげられた。そして個々で言えば、自分の出来を「まだ半分くらいです」とした新加入の伊野波選手。一方の甲府は、昨年までもやってきたサッカーがベース、今日の試合に関しては「課題としていた試合前半立ち上がりの失点をなくす」というポイントがクリアできたことが収穫にあげられた。そして「自分たちのやってることに自信を持てている」と語ったのは、倉貫選手、林選手といったベテラン。
結果は2−1でF東京の勝利だが、いずれもこの試合を通じて収穫、課題という両面をクリアにした両チーム。試合後に共通して聞こえてきたのは「精度をあげること」だった。
ホームのF東京は、試合後ガーロ監督からサポーターに「試合には結果があります。勝つときもあれば、引き分けるときも、負けるときもあります。でも、どんなときでも勝つという気持ちは負けないようにしていきます。一年間よろしくお願いします」と挨拶、サポーターからは大きな拍手が送られた。ガーロ監督のクールな表情が少し変わり、強い感情が伝わる瞬間だった。「F東京のサポーターの応援はすばらしいと思います。その中で試合が出来ることを楽しみにしています」と、かつて語ったガーロ監督の目に開幕戦のホームがどう写るのか、楽しみだ。
開幕まではあと1週間だ。
以上
2006.2.27 Reported by 日々野真理
J’s GOALニュース
一覧へ【2006 プレシーズンマッチ F東京 vs 甲府 レポート】リーグ開幕前に両チームともに収穫、課題という両面をクリアにした一戦となった(06.02.26)













