3月11日（土） 2006 J1リーグ戦 第2節
福岡 1 - 1 大宮　（19:04／博多球／12,040人）
得点者：'9 アレックス（福岡）、'71 土屋征夫（大宮）
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●松田浩監督（福岡）：
「2点取らないと勝てないなというのが今の実感です。そんなにチャンスは多くはなかったですけれど、なんとか2点取れるような流れにあったので、決定力とかを付けていけば勝てた試合だなと思います。選手は非常によくやってくれたと思います。
CKでの失点は、相手のヘディングシュートも相当素晴らしいシュートでしたし、ああいう形であれば特に、1点取られることは責められないですし、そういう意味では2点を取らないと勝てないなと。ここ2試合だけですけれど、そういう試合になってるなという気がしています」

Q:グラウシオ監督に代わって出場した薮田選手のパフォーマンスについて
「非常によく頑張ってくれたと思います。1点目もほぼアシストのような形で結果を出すという仕事をしてくれました。また守備面でもかなり貢献度が高かったですし、ボールを引き出してくれた。そのボールを生かすとか、その辺りの球際の所も一生懸命に丁寧にやってくれたおかげでリズムが出来たという気がします」

Q:今シーズンは戦いながら、経験を積みながらチームを成長させるシーズンになると思します。半歩前進という印象を持ちましたが、そういう点から見て、今日の収穫と課題を教えてください
「前節に関しては、本当に経験の無さが、ああいう形で追いつかれる形になったかなという気がするし、今日は個の力でやられたなというところがあるので、決定機があっただけに2点目が前節以上に欲しかったなというところが実際にありますね。失点0というのは常に目標ではありますけれど、やはり相手もあることですし。まあその辺りが課題ということでしょうが、現状の中では選手たちは非常によくやってくれていると思います」

Q:グラウシオ選手が欠場し、田中選手も早い時間帯でピッチから去るという苦しい状況の中で引き分けられたということで、チーム力としてやっていけるという手応えも感じていらっしゃるのではないでしょうか
「（2試合とも）1−0、1−0で勝てる状況にあっただけに、そういうものを目指していかなければいけないと思っています。けれど、実際に追いつかれると、そのまま逆転されるというのは良くあることですが、その辺りを踏ん張っているというところに関しては、選手の集中力や頑張りが、そういう展開を可能にしていると思います。そういうものをベースとして戦う上で持ち続けたいなと思います。後は2点目を取る気迫だったり、工夫だったり、そういうものを身に付けていくということさえすれば、経験や駆け引きを培っていくことで勝ち点が取れると思います。ただし、この2試合の気持ちを忘れたら全部無くなるという気もしています」

Q:今日は12,040人のサポーターが集まりました。サポーターにメッセージをお願いできますか
「結果を出せなかったので非常に申し訳ないと思っています。ただし、気持ちの入った、全力を尽くす試合を90分間やるということを約束をしていますので、それに関しては選手はよくやってくれたと思います。
　また、今日の試合は1点を取られた後、サポーターの力で踏ん張れたというのがあると思います。選手たちにも試合前に『ホームで絶対にサポーターに勝利をプレゼントしよう』という意気込みがありましたし、あれだけの声援を受けている中で、その意気込みを忘れるわけにはいかないし、奮い立たせられるものがあったと思います。本当にありがたく感じています。同時に、今後とも一緒に戦っていただきたいと思っています」

以上