3月18日(土) 2006 J2リーグ戦 第3節
仙台 0 - 1 柏 (14:04/ユアスタ/18,325人)
得点者:'63 ディエゴ(柏)
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●ボルジェス選手(仙台):
「お互いビッグチームがぶつかり合って、良い試合をしたと思うが、結果がついてこなかったのが残念です。次の試合はアウェーだが、そこでしっかり勝ち点3を取ることを考え頑張っていきます。またホームに帰ってからも、勝ち点3を取って皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと思います。今日の試合、負けたのは残念ですけど、僕たちはもっと上を目指して、みんなと一緒に頑張りたいと思います」
Q:今日のプレーで最も意識していたことは?
「場面によっても違うが、(後半の)ロペスからボールが来てそれを打った場面では、ボールを受けた時点で、GKも良いタイミングで出ていたので、難しいチャンスだったと思う」
Q:柏の激しいディフェンスに、皆イライラしていた部分もあったと思うが?
「マークは確かに強かったが、僕たちはまだシーズンが始まって2試合目、しかもホームゲームということもあり、勝ちたいという意識が強かった。サポーターの皆さんと一緒に勝利の喜びを味わいたかったが、非常に残念です」
Q:サポーターの応援の印象は?
「僕の頭の中にすごく刻まれたし、僕の人生の中でここのサポーターのことは一生忘れられないものになったと思います」
●菅井直樹選手(仙台):
「非常に悔しいですけど、そんなに悲観することでもないと思う。きっちり11人が揃っていれば、勝てた試合だと思うし、自分にとっても自信が持てた試合だったと思います。(チアゴが退場になった時は)時間帯も早くて、0−0の状況だったので、ホントきつい感じはしましたけど、試合中にそんなことも言っていられないので、できるだけのことはやったつもりです」
Q:10人になった時、監督から何か具体的な指示は?
「今日の状況だと基本的に、試合中に監督の言ったことなどほとんど伝わらない状態だったので、選手の間でどれだけコーチングできるかが重要だったと思います。ただ失点の場面は、1人少ない状況で修正が追いついていないことも大きかった。(チアゴが)退場するまでは、ディエゴにつくのが梁くんという決まりごとがあったんですけど、その中で(退場によって)ポジション変更があり、結局チームとしてディエゴを離す状況が生まれてしまったので、そこは自分の責任でもあるかなという気がしています。中盤全体が混乱していたというのは、あると思いますね」
Q:次は中2日。しかも今日は90分間激しく動き回った後で、大変では?
「疲れたなんて言っていられないと思うので。やっぱり目の前の相手を倒していくだけであって、常に100%の力で頑張りたいです」
●山根巌選手(柏):
Q:仙台のキーマン、ロペスを中心に、中盤でよく守っていたが。
「誰を抑えたというより、今日は『来る奴を潰そう』と思っていた。(監督から「激しく行け」という指示があった?)そういうわけではないけど、普通にプレスというか、俺のところで潰すしかなかったから、それをこなせてよかったと思います」
Q:前にいるディエゴにマークが集中するぶん、自由に攻撃に貢献できたと思うが?
「そうですね。(相手の)前の3人がディフェンスしないから楽に回せた、というのも多分あると思います。普通のチームが相手なら、あんなにうまくは回せないと思うから。このことはチームのミーティングでもわかっていたので、SBか俺が基点になるという狙い通りにできました」
Q:これで勢いづいて、次節ホームに戻れますね?
「最初のダッシュは本当に大事だと思います。夏場とかはみんな苦しくなるので。きっちり貯金を作って、なおかつ連敗しないようにと今はそんな感じです。まだチームになりきれていない段階でこうして勝てているというのは大きいですね。(チームになりきれていない部分とは)やっぱり、切り替えが遅いです。僕が見ていても遅いと思うし、多分イシさん(石崎監督)だったらキレていると思う。言ってはいるけど、身についていない部分があるから、そこをもっとやって行きたいと思います」
Q:J2の長丁場は経験があると思うが、今年のJ2、立ち上がりをどのように見ている?
「勝ち点1で何回も泣いているので、今は本当に勝利にこだわっていきたいというだけですね」
●岡山一成選手(柏):
Q:仙台・サンタナ監督が「岡山選手へのハイボールは、全て彼が勝っていたのではないか」といっていたが。
「いや、そこから攻撃につながったというのがなかったので、僕としてはまだまだですね。返すだけじゃなくて、次に相手のDFラインに蹴りこむなり、そういうのがなかったというのが反省です」
Q:今回の相手の3トップは、個々のレベルが高かったと思うが。
「個々の能力が非常に高いブラジル人を、組織でどうやって抑えるかという課題を、僕らは1週間やってきて、今日はうまくやれたかなという思いがあります。4バックの連携プラス、ボランチの山根との関係を話し合いました」
Q:岡山選手自身、去年の福岡を除いて、3バックのチームでのプレーが多かったと思いますが?
「去年4バックを学んだ部分が活きているのはあると思います。イシさん(監督)も以前は3バックのイシさんだったので『今年は4バックをやる』と言われたときはちょっとびっくりしたんですけど、プレスのかけ方とかは、やっていて面白いと思いますね」
Q:ボルジェスには、弾き飛ばされるシーンもありましたが、ボルジェス選手の印象は?
「パワーのある選手なので、彼を1トップで置いていた理由が、実際に対戦してみてわかりました。普通、上背の無い選手はトップ下かなと思っていたんですけど(ボルジェスには)ぐいぐい持っていかれるので、それでDFラインが下がったところで、中盤を自由に使われるのが怖かった。だからできるだけラインを高くしようとは心がけていました。相手の退場の後でパンゾー(小林祐三)と『ボルジェスは1人で前線に残っているので、そこからカウンターでやられたらダメージが大きい。だからそれだけは絶対にやられないようにしよう』って話はしました」
Q:これで胸を張ってホームに帰れますね。
「前回のホームゲームではちょっとふがいなかった。ホームで強いチームが、J2を制していくと思うのでホームでいい試合を見せたいですね」
以上













