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【J2:第3節 徳島 vs 横浜FC レポート】守備の改善を図った徳島。成果を見出すも決定力不足で勝ち点3を逃す。(06.03.18)

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3月18日(土) 2006 J2リーグ戦 第3節
徳島 1 - 1 横浜FC (14:04/鳴門/6,970人)
得点者:'47 伊藤彰(徳島)、'62 トゥイード(横浜FC)
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 両チームとも勝ち点こそ得た。が、試合終了後のピッチ上には、満足の表情を浮かべる選手は一人としていなかった。

 開幕から苦しみ続けている徳島と横浜FCが激突した今節の一戦。結果は、どちらも望まなかったであろう痛み分け。特にホーム徳島とすれば、先制し、十分勝機もあっただけに悔やみきれない戦いとなってしまった。

 連敗からの脱出を図るべくメンバーを大幅に入れ替えてこの一戦に臨んだ徳島。2戦連続で4失点を喫したDF陣には金(位漫)・辻本・井出口ら今季初出場となる選手が多く顔を揃え、また攻撃陣では、こちらも今季初出場のMF伊藤が起用された。

 フレッシュな戦力で状況の打開を試みた徳島。しかし、前半立ち上がりは、その選手起用もなかなか機能しない。どちらかと言えば、横浜FCの方にチーム全体のスムーズさが感じられた。それを裏付けるかのように、横浜FCは右サイドのセンタリングからこの試合最初のビッグチャンスを作る。三浦知がゴール前へ飛び込み決定的な場面。徳島はMF秋葉の体を張った懸命の守りで事なきを得るが、何かしら攻守両面に渡りチームの歯車が微妙にズレているようにさえ思われた。

 しかし、ひとつのプレーが試合の流れを大きく変える。 前半30分過ぎ、横浜FCのDFが自陣ゴール前でボールの処理にもたつくと、すかさずそれを奪ったMF大場がゴールポストをかすめる惜しいシュートを放った。すると、このプレーを境に流れは一気に徳島へ。ロングボールのこぼれ球をMF伊藤がボレーで叩きゴールを強襲すれば、今度はFW小林が右からのクロスをヘディングで合わせゴールマウスをとらえる。ともに横浜FC・GK菅野のファインセーブで得点にはならなかったものの、この時間帯で徳島は試合の主導権を完全に握った。

 そして、両チームにゴールなく迎えた後半。開始直後の47分、前半終盤の勢いをそのまま持ち込んだ徳島がとうとう先手を取る。今節スタメンに戻ってきたMF伊藤がいきなり結果を出し、その存在感を見せつけた。左サイドの深い位置からFW羽地が折り返すと、それをゴール正面で待ち受けてヘディングシュート。完璧なラストパス、さらには見事なシュートであったと言えよう。 ただ皮肉なことに、この先制点は、奪った徳島ではなく逆に奪われた横浜FCに火をつけることとなった。

 特にMF内田が途中投入されると、彼に前線の三浦知と城が絡み、ボールの支配率を徐々に高めていく。そしてチーム全体もそれまでとは見違える動きで徳島ゴールへと襲いかかり、ついに62分、同点ゴールをもぎ取った。右からのクロスが徳島の選手に当たりゴール前へ高々と上がると、押し上げていたDFトゥイードが長身を生かしヘディングで押し込んだ。

 その後は、横浜FCがやや押し気味ながら徳島もカウンターからチャンスを伺うという図式の展開に。両チームは緊迫した一進一退を繰り返した。しかし、ともに決め手を欠き、勝ち越すには至らない。その歯がゆさを徳島の田中監督が「勝ちたいという闘志が足りなかった」と語れば、横浜FCの三浦知選手は「勝ち点を1取れたのか、2失ったのか分からない」と表現した。

 こうして勝ち点1ずつを分け合った両チーム。ともに今季初勝利は次節以降へ持ち越しとなってしまった。とは言え、徳島は守備面に、横浜FCは攻撃面に、両者ともトンネルを抜ける予兆をいくらか感じさせた。今後の立て直しと浮上に期待したい。

以上

2006.03.18 Reported by 松下英樹
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