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【J1:第4節 浦和 vs C大阪 プレビュー】過密日程は浦和に追い風?C大阪は早くも正念場。連敗脱出なるか?(06.03.20)

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3月21日(火)J1 第4節 浦和 vs C大阪(15:00KICK OFF/埼玉)
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99年セカンドステージから負けなしと相性のいい広島に敵地で4対1と快勝した浦和。昨季は開幕から5試合で勝ち星なしというスタートでの躓きが終盤に響いたが、初のリーグ制覇に向け今季は開幕3試合で2勝1分けとまずまずの発進を見せた。

第4節では、3連敗で16チーム中唯一勝ち点のないC大阪をホーム・埼玉スタジアムに迎える。18日の広島戦から、なか2日でのタイトな日程となるが、第5節での好調・横浜FM戦(日産スタジアム)を前に、確実に勝ち点3を上積みしたいところだ。

3試合を終えて得点8、失点3という数字を残し、ここ2試合は磐田(3対1で勝利)、広島を相手に危なげない試合運びを見せている浦和だが、その戦いぶりは決して相手を圧倒しているわけではない。攻守のバランスもスムーズというには、ほど遠い。ワシントンを1トップに、ポンテ、小野、長谷部ら豪華なタレントを揃えるものの、攻撃は個に頼った力任せの感は否めない。守備に関しても、時折集中力を欠いたプレーが見受けられ、3試合連続で後半に与えなくてもいい失点を相手にプレゼントしてしまっている。主軸に新加入選手がいることも影響してか、チームとしての完成度は低い。しかし一方で、それでも勝ち点を重ねているところが、今の浦和の強さかもしれない。

広島戦も、三都主の2試合連続となる直接FKで先制すれば、ポンテが磐田戦に続いて相手DFのミスに乗じて追加点。後半は、退場者を出し疲れの見えた10人の相手を攻め立て、鈴木、ワシントンがゴールを重ねた。ある意味では理想的な試合運びと言えるかもしれないが、一方でその内容は結果に伴っていない。(第2節で対戦した)磐田の山本監督は敗戦にも「それほどやられた印象はない」との言葉を残しており、広島戦もジニーニョの早い段階(前半26分)での退場がなければ展開は違っていたはずだ。

とはいえ、そんななかでも結果を出している浦和の実力に疑いの余地はないし、なか2日での厳しいスケジュールも、豊富な選手層を誇る浦和にとっては、逆に追い風となるかもしれない。ブッフバルト監督の選手起用法を考えれば、スタメンの変更は考え難いが、ベンチにもスタメン同様の力を持つ選手が並ぶということは試合が進めば進むほど、大きな力となってくることだろう。

対して昨季は最終節まで優勝争いを演じながら、3連敗と大きく出遅れてしまったC大阪。一部では、小林監督の解任の噂も出始めるなど、チームは厳しい状況に立たされている。横浜FM戦も前半開始1分で先制しながら、逆転を許してしまう嫌な展開で、攻撃では前線で西澤が孤立気味、守備ではミス絡みで失点とチームの歯車はかみ合っていない。昨季堅守を誇ったブルーノ・クアドロスを中心した守備は3試合で12失点と破綻。

「どうにかして、ここを打開して、顔を上げていきたい」と小林監督だが、敵地での浦和戦は厳しい戦いが予想される。好調浦和とは一転、C大阪は早くも正念場を迎えているといえそうだ。

以上

2006.3.20 Reported by 栗原正夫
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