今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第4節 川崎F vs F東京 プレビュー】川崎Fのポイントはマルコンの代役となる選手。4バック4連戦をいい形で締めくくりたい。(06.03.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月21日(火)J1 第4節 川崎F vs F東京(16:00KICK OFF/等々力)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
-J1グランプリ第4節締め切り間近!-勝敗予想して賞品をゲット!-
----------

前節の敗戦は、川崎フロンターレにとっては予期せぬものだった。選手たちはショックを隠そうとせず、足早にスタジアムを後にしていた。ただ、気持ちはすでに切り替わっており、敗戦のショックが今後に後を引くようなことはなさそうである。

しかし問題がないわけではない。退場したマルコンが出場停止処分を受けており、その穴をいかにして埋めるのかが川崎Fにとってのポイントとなる。前日のセットプレーのトレーニングでは井川祐輔がメンバーに入っており、おそらくは先発出場することになるだろう。その井川は「早めに来たチャンスなので、アピールしたいです」と気合いを入れ直していた。

関塚隆監督はFC東京の印象として「前の3枚はやはり恐い。両サイドのクロスも警戒しなければ」と語っており、実際にセットプレーの練習ではマイボールを奪われた後のカウンター対策を入念に繰り返し、F東京の「早さ」に警戒していた。

甲府戦で川崎Fが敗戦した理由の1つは、ボランチの1枚が思うように前に出て行けなかった所にもあると考えているが、それをもたらしたのがマルコンを起用することによる守備面での不安であるとすれば、この試合は開幕からの2試合で見られたボランチの攻撃参加が復活するかもしれない。そうなれば、川崎Fは攻撃面での良さを取り戻せることになるだろう。開幕のアルビレックス新潟戦で見せていたマルコン(F東京戦では代わりの選手)からのスルーパスを受ける谷口博之がFC東京の右サイドを攻略する、という場面が見られるかもしれない。

ちなみに対するF東京はガーロ監督が推し進めるポゼッションサッカーを意識するあまり、効果的な崩しができていないという状況に陥っている。「やり方が変わればなじむまでには時間がかかるでしょうしね」と関塚監督は述べているが、それはつまり警戒すべき点がボールをつなげられて崩す形ということではなく、早さを前面に出したカウンターであるという事を示唆している。

さらに言うと、徳永悠平を擁する右からの攻撃は、川崎Fが守備的な弱さを持つマルコンを起用した場合は効果的な場面を作る可能性を秘めていたが、この試合ではそのマルコンが出場停止になることで当面の問題はなくなったと言える。もちろんそれがこの試合の全てというわけではないが。

いずれにしても、川崎Fは2つ続いたアウェイの転戦を終え、ホームに帰って来られたという強みを持っている。連敗はできないという思いは強く、多くの選手は「いい試合を見せたい」(中村憲剛)と考えている。もちろん2連敗中のF東京にとっても負けられない試合であり、それが多摩川を隔てた近隣のチームであればなおのことである。

まだ、多摩川ダービーがダービーマッチとしての重みを持っていない状況ではあるが、日本を代表するダービーマッチにつながる激しい戦いを期待したい。

2006.03.20 Reported by 江藤高志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着