3月25日(土)J1 第5節 C大阪 vs 新潟(15:00KICK OFF/長居)
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-J1グランプリ第5節締め切り間近!-第1ターンも残りあと2節!-
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前節、浦和に0-3で敗れたC大阪は、唯一、勝点ゼロのチームとなり、最下位に甘んじることになった。’05年は最終戦まで優勝争いをし、「今年こそタイトルを」との高い目標を掲げていながら、不振にあえぐことになったのはなぜなのか。一番の要因は、失点の多さにある。3点、6点、3点、3点。第1節からの相手に奪われたゴールは実に15。堅守を誇った昨季は、34試合でわずかに40失点。その差は歴然だ。
「ミスからの失点や、相手にスキをつかれたりして、ちょっとしたところで集中を欠いてしまって失点につながっている。大きくクリアするところで中途半端になり、判断の悪さも解消できていない」。浦和戦後、小林監督はこう語った。第2節以降、G大阪、横浜FM、浦和と、優勝候補との対戦が続いていたため、苦戦はある程度予想された。が、ここまで失点が多くなるとは監督も想定していなかったようだ。「もっと守備が安定しないとこれからも難しくなる」と、最大の修正点にあげている。
4連敗を喫した浦和戦後は、当然ながら選手たちの表情もさえなかった。それでも、「もっと粘り強さを出さないといけない」(森島寛晃)、「ひとり一人が自覚を持ってやらないといけない」(西澤明訓)、「自分を含めて、試合に出ている選手全員がしっかりやらなければ」(吉田宗弘)と、必死で前を向こうとする様子がうかがえた。中3日での試合だけに、いかに気持ちを奮い立たせて臨めるかが鍵になる。
ポイントは、ボランチと両サイド。第3節からボランチに入ったピンゴと、下村東美がいかにバランスを保てるか、相手の攻撃をストップしつつ効果的に前に飛び出していけるかどうかに注目したい。また両サイドでは、新潟のアタックを封じつつ、逆に相手の裏をつきたいところ。左サイドにはゼ・カルロスの先発が予想されており、右サイドは移籍組の山田卓也か河村崇大、もしくは若い酒本憲幸か? 特徴の異なる選手のうち、誰が起用されるか興味深い。
新潟は、前節の磐田戦こそ敗れたものの、第2節のF東京戦、第3節の大宮戦に勝利して、現在7位。鈴木新監督による、ボールポゼッションを高めてつないでいくサッカーが、浸透しつつあるようだ。前節はチャンスを作りながら、シュートの精度を欠いて無得点に終わったものの攻撃自体は好調。特にすでに3得点をあげているFWエジミウソンの動きは、C大阪のディフェンスにとって脅威になるはずだ。
序盤とはいえ、C大阪にとっては浮上のきっかけをつかむためにも絶対に落とせない試合になる。昨季は2戦2勝と相性のいい相手だけに、きっちり勝点を奪いたいところだろう。3月25日、大阪のサクラがいよいよ開花宣言をするのか、注目の一戦である。
以上
2005.3.24 Reported by 横井素子
J’s GOALニュース
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