3月25日（土） 2006 J2リーグ戦 第5節
仙台 3 - 1 愛媛　（14:04／ユアスタ／12,812人）
得点者：'38 ロペス（仙台）、'45 ボルジェス（仙台）、'48 高萩洋次郎（愛媛）、'71 千葉直樹（仙台）
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●ジョエルサンタナ監督（仙台）：

「いつも通り、難しいゲームだった。前半は特にロペスにマンマークがついて、相手の中盤の選手、8番と27番が2人、かなり自由にサイドでプレーしていたので、非常に難しかった。だがリードすることができ、後半に入ってからはより流れるようなパスワークができた。

ロングボールが多かったので、グラウンダーでもっとつなぐように指示を出した。後半立ち上がりに点を取って、少し楽になったかなと思ったところで、失点してはいけない場面である、スローインから失点してしまった。その後3点目を取って、少し落ち着くことが出来たが、しかし難しいゲームだった。もちろん、楽なゲームが待っているとは思わなかった。サッカーでは、そういうゲームは存在しない」

Q：ホームでの初勝利。1つ勝ったということは、チームも選手もひとまず落ち着けるのでは？
「そうですね。あまり良くない1週間を過ごしていたので。1週間前は、異常な試合をプレーしてしまった。火曜日のゲームでは、それほど悪くない内容でプレーできたと思うが、良くない結果だったので、選手たちは少し不安だったと思う。今日は選手たちのがんばりもあったが、サポーターの勝利だと思う。非常に素晴らしいサポーターだ。彼らの大きな力が、我々を助けた。

なので今週末は、より落ち着いて過ごすことができるし、落ち着いて来週から練習を再開することができる。この結果は、クラブの努力に対する「賞」だと思っている。明日、サテライトの試合がある。サテライトでも勝ち点が絡んでいて、そうした状況下での選手たちを見ることができる良い機会だ。そして土曜日、また大きな責任が待っている」

Q：千葉選手のゴールについて、感想を。
「本当に狙って蹴ったのか、私にはわかりません。でもどういう形にしろ、ゴールとは素晴らしいものだ。幸せを感じるゴールを彼も決めることができた。それまで、ゲームの流れはまだわからない状況だったが、彼のゴールで試合が落ち着いた。

しかし、95年にフルミセンセで私がタイトルを取った時も、レナト・ガウショがクロスボールに対して、お腹で押し込んで決めたゴールがタイトルを決めるゴールだった。ゴールはゴール。どんなときであれ、ゴールというのは美しいものである。大事なのは、ここ最近2試合で機能していなかった攻撃が機能したことだ」

Q：攻撃でどの辺りが機能して、今日の結果になったのか？
「今日はブラジル人が3人ともプレーできた。そしてDFラインから攻撃に移る時、熊林の良いボールがあった。右サイドは菅井が出て行き、良い形を作ることができた。今日のように、相手チームがスペースを与えない場合は、サイドを使うしかない。左サイドからは磯崎とチアゴ。右サイドは菅井と梁。さらに中央ではマークされてしまっていたロペスを、サイドに押し出して絡ませた。それで良くなったと思う」

Q：神戸戦に向けた次の一週間、どういう点を修正していこうと思うか？
「今週、あまり時間は無かったが、昨日の練習ではシュート練習を強調して行った。火曜日のゲームでは、時に焦り、時にダイレクトで蹴ろうとしてたくさんのゴールを決め切れなかったから。ダイレクトシュートは非常に難しいシュートだ。だから非常に大事な基礎であるシュートの部分は、これからも力を入れていこうと思っている。

他に強調してトレーニングしていきたい部分としては、サイドからのスローイン。今日もスローインでチャンスを作る機会があったが、それができなかった。ペナルティエリア近くからのFKの練習も、来週は行っていきたい。来週のトレーニングのうち1日は、ロナウドフィジカルコーチがフィジカルトレーニングを行う。それ以外は戦術や技術のトレーニングだ。また次に向けて、頑張っていきます」

以上