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【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 福岡 レポート】レギュラー争いをチームの活力にした横浜FM、福岡を下してナビスコカップ白星スタート(06.03.30)

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3月29日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
横浜FM 1 - 0 福岡 (18:59/三ツ沢/7,067人)
得点者:'12 マグロン(横浜FM)
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チームの置かれた状況によって、カップ戦に臨む姿勢は変わってくる。2003年のJリーグ新人王・横浜FMの那須大亮は、今季公式戦初出場を振り返って「試合前からワクワクする気持ちでやれた。チャンスをもらう中で結果を残し、自分も成長したい」と、レギュラー争いへ真っ向から挑戦することをアピール。これに対し、福岡DF金古聖司は、「すぐにリーグ戦があるので1点に抑えられたのがよかった。横浜FMはやっぱり強い。ベストメンバーでやってみたかった」と、この試合をチームの可能性を測る場だと位置づけていた。

日本代表不在の横浜FMは、マルケスを休ませ、トップに大島秀夫、その後ろに平野孝と奥大介を並べるというリーグ戦とは違ったシステムで臨んできた。早くも4分にはドゥトラのパスを受けた平野が左サイドをえぐり、そこからのクロスを大島がヘッド。これはGKの守備範囲だったが、抜擢された選手たちがきっちりと期待に応える。技術の差を見せつけて中盤を圧倒した横浜FMは12分、今季初先発の田中隼磨が右サイドで勝負を仕掛けてクロス。ファーサイドの奥が体を張ってそれを折り返すと、マグロンが鋭く飛び込んで先制のゴールを奪った。
ただ、徐々に福岡が落ち着きを取り戻しサイドでのプレスがかかるようになると、横浜FMの勢いは少し弱まる。不用意なロングパスを出しては跳ね返され、セカンドボールを拾えない場面も目に付き始める。それでも34分、ドゥトラのクロスを大島が体で押し込んで追加点…。と思いきや、ハンドの判定でノーゴール。これが決まっていれば一気に横浜FMの流れだったところだ。
対する福岡は、この日の先発メンバーのうち、リーグ開幕戦でも先発したのは、金古と中村北斗の2人だけ。その後ケガ人が続出し、また連戦となる選手の疲労を考慮した苦しい台所事情の中、サイドで囲い込んでカウンターという自分たちの形を何度か披露。とくに右サイドの攻撃的なポジションに起用された中村や、高さで相手に引けを取らなかったDF長野聡のプレーが光った。

後半に入って横浜FMの岡田武史監督は、まずマグロンに代えて坂田大輔を入れ、大島と2トップを組ませる。中盤は上野の1枚ボランチ。66分には奥に代えて吉田孝行をそのまま攻撃的MFの位置に投入。「(普段の右サイドではなく)久々のポジションで、気持ちよかった。結果が欲しかっただけに、1度あった打てる場面で打たなかったことに悔いが残る」(吉田)

結局、守備には定評のある横浜FMが福岡に最終的な仕事をさせずに1-0と逃げ切り、ヤマザキナビスコカップ初戦を飾った。「これまで出ていなかったメンバーが、今日は活き活きとしていた」と、先制ゴールの起点となった田中隼。岡田監督も「田中隼は計算どおりにいいプレーをしてくれた。平野は中盤もアウトサイドもやれることがわかった。坂田も切れが戻ってきた姿を見られた」と、ここまで出番の少なかった選手たちのプレーぶりを収穫にあげ、その上で勝点3を獲得できたことを評価する。
一方の福岡。健闘という手応えはあるものの、歴然たる力の差も感じたようだ。FW有光亮太は、「途中からはボールを取れるようになり、カウンターもできたが、最後の最後でパスが雑になってシュートまでは行けなかった。そういうところを改善し、最後の精度を上げないと点は入らない」と、課題を挙げる。金古も「横浜FMの選手はサイドに開いたり、(ゾーンの)間に位置取ったりしてマークに付きづらい。もう1、2点取られてもおかしくなかった。運があった。(チームとして)ゴールに向かう意識はよかったが、チャンスを作れたとまでは言えない」とJ1を戦い抜くにあたっての力の差を見据えていた。

以上

2006.03.29 Reported by 内田智(インサイド)
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