3月29日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
浦和 2 - 0 F東京 (19:01/駒場/16,065人)
得点者:'62 エスクデロ(浦和)、'89 酒井友之(浦和)
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浦和が主力選手の多くを欠きながらも、価値ある勝点3を手に入れた。小野、長谷部、三都主、坪井と4人の日本代表選手に加え、FW永井、MF山田、GK都築がケガで欠場を強いられた浦和。26日の横浜FM戦から6箇所のスタメン変更があったものの、これまで出場機会の少なかった選手が存在を示す活躍を見せ、2-0とF東京を振り切った。
62分に均衡を破る貴重な先制弾を挙げたのは、今季公式戦初出場のエスクデロ。ワシントン、ポンテとともに前線でトライアングルを形成し、軽快な動きを見せると、ワシントンのポストプレーから巡ってきたチャンスに右足を振り抜き、公式戦初ゴールをマークした。17歳6カ月28日でのゴールは東京Vの森本に次ぐ、ナビスコカップでは2番目の若さ。「ゴールという結果を出せてうれしい。(代表組が不在の中)チャンスは1回だけなので、それをものにできたのはよかった」と頬を緩めた。
そして迎えたロスタイム。今季ここまでリーグ戦では出場機会のなかった酒井が、ゴール前のこぼれ球に左足を合わせて追加点。リードを2点とし、試合を決定づけた。
エスクデロ、酒井のほかにも好材料はあった。小野、長谷部を欠いた中盤では鈴木が攻守に精力的な働きを見せチームを引き締めると、左サイドで初先発となった注目の相馬も、対面となったF東京・徳永に負けじとアグレッシブな動きでポジション確保に向けアピールした。
ただブッフバルト監督が「90分を通してみれば勝利は妥当だと思うが、時間帯でみれば引き分けでもおかしくない展開だった」と振り返ったとおり、その内容は苦しいものだった。特にスコアレスで迎えた後半開始10分から15分はF東京の猛攻に遭い、いつ失点してもおかしくない状況が続いた。58分のF東京・栗澤のシュートはゴールライン上で相馬が間一髪のクリア、直後にはGK山岸が相手FW川口との1対1を右手1本で凌ぎ、続くCKのピンチにも酒井の懸命のヘッドで事なきを得た。よく言えば最後まで集中が切れなかったということになるが、幾度なく危険なシーンを招いていたことは否定できない。
一方、F東京のガーロ監督は「後半だけで6回のチャンスがありながら、決め切れなかった。サッカーとはチャンスが多いほうが勝つとは限らないものである」と肩を落とした。開始直後に馬場がアクシデントで途中交代を強いられたものの、ワシントンにはジャーン、ポンテには伊野波、エスクデロに今野をマンツーマンで付ける戦略で浦和の攻撃を寸断した。しかし、決定機で上回りながらも最後まで決め切れず、逆に一瞬の隙を突かれ浦和に2失点を喫してしまった(シュート数では11対14とF東京が上回っていた)。
川口とルーカスの2トップ、サイドで基点となる徳永、鈴木を含め、攻撃の連係は徐々に高まりつつあるが、ゴールまであと一歩が足りなかった。
「この試合を見た方は、浦和の選手層の厚さを感じてくれたのではないだろうか」とはブッフバルト監督の言葉だが、その言葉どおり、浦和の層の厚さ、地力を感じさせられる一戦だった。
以上
2006.03.29 Reported by 栗原正夫
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