4月2日(日) 2006 J1リーグ戦 第6節
京都 2 - 1 福岡 (14:04/西京極/3,670人)
得点者:'49 林丈統(京都)、'70 美尾敦(京都)、'76 田中佑昌(福岡)
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京都が勝点3を積み上げた。苦しみながらの初勝利は退場者を出しての満身創痍で手に入れたものだった。福岡は田中と藪田の2トップ、そして、右サイドバックの中村が一つ前の中盤の右に入る攻撃的な布陣。対する京都は右に中払を置いてアレックスに警戒、そして、林をトップ下に置くこちらも攻撃的な陣形をとった。
立ち上がり押し込んだのは福岡。前線に簡単に当てると2列目に落として中盤でつなぐと京都は中盤のチェックが甘く福岡の時間帯が続いた。「中盤をつながれているではなく、回させていると考えれば怖い状況ではない」(柱谷監督)と京都は福岡の攻撃に耐えて速攻でチャンスを作る。アレモンをターゲットにパウリーニョがディフェンスの裏へ、林が2トップを追い越す動きだし、と福岡ディフェンスにプレッシャーをかけた。京都は27分に林が、福岡は40分にコーナーから金古が決定機を作るが決められずスコアレスのまま前半終了。
後半の立ち上がり、京都がチャンスを結果につなげた。後半4分、こぼれ球を拾った斉藤を起点に左に流れたアレモンのクロスに林がゴール前に飛び込みと頭で合わせて京都が待望の先制点をもたらした。この1点で京都は勢いに乗り福岡ゴールに迫る。
しかし、アクシデントが京都を襲う。後半8分、リカルドが足元に入ったタックルがこの日2枚目の警告となり退場、残り37分間を10人での戦いを強いられる。この緊急事態に京都は、パウリーニョを下げリカルドのポジションにナビスコカップで初出場を果たした登尾を投入。福岡は後半から入れた林と前線にあがったアレックスを中心に同点を狙う。
引いた京都にチャンスが訪れたのは後半25分、大久保のドリブルが倒されて右からFKをもらうと美尾が相手DFに当てながらも右サイドネットを揺らし値千金の追加点を奪う。2点を挙げ落ち着きを出した京都はその直後、アレモンがGKのパスをカットして持ち込むとペナルティエリア内でDFに倒されてPKを獲得。しかし、シュートはポストを叩き追加点ならず。
福岡はクロスを放り込み何度も京都ゴール前に迫るもゴールが遠い。しかし、31分に右サイドからフリーの左の山形恭に、その低いクロスからアレックスがシュート、こぼれを田中が押し込み1点差に詰め寄る。その後は福岡のパワープレイに京都が粘り強く守りタイムアップ。苦しみながらも切望した白星をホームで勝ち取った。
勝点3を積み上げたがリカルドの次節出場停止と代償も支払った京都。しかし、途中出場の登尾が安定したクロス対応と激しいチェックを見せ次節へ期待を持たせるパフォーマンスを見せた。何よりも林がチームにフィットして調子を上げているのが京都に勢いをもたらせている。第7節はアウェーで名古屋戦、京都の勢いが通用するか楽しみな一戦となる。
以上
2006.04.02 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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