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2006FIFAワールドカップドイツ主審・記者会見での上川徹氏コメント(06.04.03)

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●上川徹氏:

「今日、このようないい報告ができることを非常に僕自身も嬉しく思いますし、誇りに感じています。3月31日にまず第一報をメールで連絡をうけました。嬉しいというかほっとしたというのが率直な感想です。2002年に続き、夢のフィールドに立てること、再び感動や興奮を味わえることに大きな喜びと、誇りと、同時に責任も感じています。

前回は無我夢中で、経験の浅い中で選ばれついていくのが精一杯でしたが、今回23人という厳しい人数に選ばれたことで自信が持てましたし、今回の大会においては参加するだけではなく、レフリーチームがいい結果を得られるように、チームをリードしていくくらいの気持ちで、大会期間中過ごしたいと思います。

最初に任されたゲームをコントロールし、決勝トーナメント、なかでもより高い試合を吹くことを目標に、これから2ヶ月いい準備をして望みたいと思います。最後に、今回の選出にあたり日本サッカー協会、Jリーグ、審判委員会、指導してくださった方々、一緒に取り組んでいる審判の仲間に深く感謝をしたいと思います」

Q:合格にいたるまでの経緯を教えてください。手ごたえは?
「候補の一人になったと発表されたのが2004年の10月か11月、そこからのスタートで、最初のセミナーが1月〜2月に実施されました。昨年のFIFA大会に各レフリーそれぞれ指名されてレフリングを分析され、あとは国内の大会などを見ながら決めていくということでした。

私は最初の指名された大会がペルーでおこなわれたU-17の大会で、そこで2試合の笛をふき、自分ではいつもとおりのゲームコントロールができたかなと思っていました。その後、12月に日本で行われた世界クラブ選手権で、最初フォースオフィシャルという立場だったのが、急遽レフリーにあがることになって、そこで2試合担当しました。そのときいい評価をもらったと感じました。私にとっては非常に幸運で、いい機会を与えていただいたと思います。

そして、先々週にフランクフルトで最後のセミナーが行われ、メディカルテストやサイコロジカル(性格判断)などが行われ、それぞれの試合やテストの全てをふまえ、先週の発表になったと思います。実際にどうだったかわからないですが、個人的にはポイントになったのは世界クラブ選手権だったように思います」

Q:23人という少ない枠に選ばれたことについて感想は?
「当初30人、その中でアジアからは4人と先々週のセミナーでも言われていて、第一報をもらったときもリストをもらっていなかったので23人だったとは知らなかった。あとからそれを知ったときは、最初に連絡を受けたとき以上に緊張したし、身が引き締まった。その中に選ばれたということはFIFAから信頼をされたんだなということを強く感じたし、それだけ責任を感じたて、より強くもっと高いところをふきたいとか、ワールドカップを成功させたいと感じました。」

Q:先ほど決勝トーナメントのより高い試合で吹きたいとおっしゃっていたが、それは決勝ということか?
「はい、決勝を吹きたいですね。やはり目標は高く持ちたいですし、それを夢としておきたい。日本代表がベスト8以上に進むとそんなこともなくなってしまい複雑なんですが、そういう悩みを抱えられれば両方にとって非常に幸せだなと思うんですが、そうなった時には潔く譲ります。言い訳もできますしね(笑)」

以上
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