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【J1:第6節 浦和 vs 名古屋 レポート】浦和、好機生かせず名古屋とスコアレスドロー(06.04.03)

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4月2日(日) 2006 J1リーグ戦 第6節
浦和 0 - 0 名古屋 (16:04/埼玉/44,625人)
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首位・浦和は再三の好機を生かせずに、名古屋とスコアレスドローに終わった。これで連勝が4でストップした浦和。しかし、18チーム中唯一の無敗はキープし、首位は保っている。

前半、1トップの玉田を前線に残し、9人が自陣に引いて守りを固めてきた名古屋に対し、執拗な攻撃を仕掛けた浦和だったが、決定力を欠きゴールネットを揺らすことはできなかった。エクアドル戦(30日)に招集された4人の代表組(小野、長谷部、三都主、坪井)に加え、故障で29日のナビスコカップのF東京戦を欠場した山田と都築が復帰。左腰を打撲していたワシントンも大事には至らず、リーグでは開幕以来不動の11人でスタートした。

開始直後から鋭い出足を見せると、素早いパス回しで名古屋を押し込み、度々チャンスを掴む。しかし17分、ポンテのチャンスメイクから小野がこの日最大ともいえる決定機にシュートを大きくふかしてしまうと、26分にはワシントンのリターンを受けたポンテのシュートがわずかにゴール左に外れ、39分には三都主がドリブルでエリア内に切り込み左足でねらったもののGK川島の好セーブに阻まれた。

いつになくワシントンのポストプレーから小野、長谷部、ポンテらが絡んだ攻撃でチャンスを手にした浦和だったが、フィニッシュの精度を欠いたことに加え、GK川島の好守もあって1点が遠かった。「前半は、ほとんど一方的な展開で大きなチャンスも5、6回あったが決めることができなかった」とはブッフバルト監督(浦和)のハーフタイムコメント。
迎えた後半、前半の出来からして得点は時間の問題かと思われた浦和だったが、逆に決めるところで決め切れなかったことで『攻め疲れ』が見え始め、徐々に足が止まり出す。そして攻撃は中央のワシントンに偏る単調なものになり、守っては名古屋に反撃の糸口を与えてしまうことに。そんななか攻める姿勢だけは崩さず、72分にエスクデロ、76分に相馬、83分に黒部と次々に攻撃的選手を投入し、終了間際にはDF闘莉王も前線に上がりパワープレーを試みたが、最後まで得点にはつながらなかった。「相手のやり方にはまってしまった部分もあるし、ワシントンがいることで、攻撃が中央によりがちになってしまったかもしれない。もう少しサイドを使えればよかった」(長谷部/浦和)。

一方、前半は苦しんだものの、後半とくに68分のMF藤田投入後は互角の展開に持ち込んだ名古屋。フェルフォーセン監督が振り返ったとおり、中盤の金正友と須藤、センターバックの増川と古賀の間に守備的MF吉村を起用したことで、浦和の中央よりの攻撃に対処し何とか無失点に。79分には唯一の決定機を迎えたものの、左サイドを抜け出た玉田のクロスに本田が満を持して左足のインサイドで合わせたが、惜しくもボールはゴールマウスをわずかに外れた。

浦和の一方的な展開だった前半から一転して、後半は両チームに勝ち点3を拾うチャンスがあった。結果的にスコアレスドローに終わり、浦和、名古屋ともに攻撃面で課題を残したものの、無得点のなかにも見どころが多い一戦だった。なお、名古屋DF秋田は足の小指を骨折していたことが分かり、浦和戦を欠場。全治には1カ月ほど要するとのことだ。

以上

2006.04.03 Reported by 栗原正夫
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