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【J1:第6節 大分 vs 磐田 レポート】ロスタイムで勝ち点1を逃した大分。磐田はケガ人に泣くも代理キャプテンMF菊地が活躍。(06.04.03)

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4月2日(日) 2006 J1リーグ戦 第6節
大分 1 - 2 磐田 (15:04/九石ド/17,406人)
得点者:'56 菊地直哉(磐田)、'78 高松大樹(大分)、'89 成岡翔(磐田)
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磐田にまたもや勝てなかった。公式戦で大分は磐田に今まで一度も勝ったことがなかったが、ケガ人が続出し第5節までで1勝2分2敗で12位と決して好調とは言えない磐田だっただけに、「勝つチャンス。磐田に勝ったら今後波に乗れる」と試合前、大分イレブンの鼻息も荒かった。

「鹿島戦(3/29のナビスコカップ)では試合の入り方が悪かったので、磐田戦では気をつけたい」と言うMF根本の意気込み通り、前半の立ち上がりから、大分ペースで試合が運ばれた。トップ下の西山、ダブルボランチのトゥーリオ、エジミウソンが激しくプレッシャーをかけしっかりと守り、ワントップのカレンロバートにボールを入れさせなかった。しかし、ケガで西、福西、前田などの主力を欠く磐田もMF名波を中心に細かいパスを回し、ジュビロらしい攻めを見せた。一進一退の攻防戦の続く中、スコアレスドローで前半戦を終えた。

「ラストパスの精度を高めよう。前半と同じようにマークを厳しく」(大分・シャムスカ監督)、「バランスよく、両サイドをよく使っていこう。シンプルにボールをつないでいこう」(磐田・山本監督)と両監督はハーフタイムで選手たちを鼓舞し、後半戦を迎えた。
先にチャンスを迎えたのは、磐田だった。後半11分、福西の代わりにゲームキャプテンを務めていたMF菊地が、右サイドのMF太田のクロスに反応し、ボランチの位置から思い切りよく飛び出し、左足で先制。流れは磐田に傾いた。

リズムを変えようと先に動いたのは、大分・シャムスカ監督だった。後半21分、トップ下の西山に代え、スピードのあるMF内村を、24分にはDF福元に代え、FW松橋を入れ3トップにし超攻撃的布陣に。その采配がピタリを当り、後半33分、勢いのある松橋のドリブル突破からFW高松へスルーパス。高松はDFをスルリをかわし、日本代表GK川口から同点弾をもぎ取った。高松の今季初ゴールで1万7千人以上入ったスタジアムがドッと沸いた。大分は逆転弾を取ろうとその後も攻め続けたが、試合終了間際にまたしても菊地の強烈なシュートを浴び、いったんGK西川が弾いたこぼれ球をMF成岡に拾われ決勝点を決められた。

試合後の会見で山本監督は、「ハードな試合だったが、これまで積み上げてきた方向性が間違っていなかったと選手たちは確信を持ったと思う」とホッとした表情で語った。
一方、シャムスカ監督は「チャンスはたくさんあったものの最後のフィニッシュの選択肢の少なさとパスの精度の低さで決められなかった」と冷静に反省点を述べた。

ここしばらくはナビスコ杯などもあり連戦続きだったが、次節へは一週間ある。どう調整するのか期待したい。

以上

2006.04.03 Reported by 森田みき
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