4月5日(水)J2 第7節 札幌 vs 草津(19:00KICK OFF/札幌ド)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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「2勝目を挙げたことで気持ちに余裕が生まれてくるだろう」と話すのは草津の植木監督。前節は山形に完勝し、今シーズンのホームゲーム初勝利であるとともにシーズン2勝目を挙げた。キャプテンの佐藤が「選手全員が一丸となった結果」と振り返る勝利だっただけに、チーム全体のムードも上昇中。中3日というタイトなスケジュールではあるが、前節の勢いを持続できるという意味では悪くない日程だろう。札幌ドームに乗り込んでの試合とはいえ、遠方でのアウェーゲームを好調時に戦えるというのはシーズン全体を考えた場合にも大きな意味を持つはずだ。
開幕戦のケガで戦列を離れていた鳥居塚が前節から復帰したことも大きい。豊富な経験を持ち、パス展開力のあるこの鳥居塚が最終ラインにいることで、ゲームペースを自在に変化させることができる。ロングボールで相手の守備ラインを下げることもできるし、中盤で攻撃がノッキングした場合にも後方から攻撃を作り直すことができる。ともに最終ラインを構成する齋藤も「鳥居塚さんが復帰してチーム全体が落ち着いた」という。
そして若手の台頭。前橋育英高出身、2年目の後藤が前節にプロ初ゴールを記録している。この試合では左アウトサイドで起用され、持ち前の体力とスピードで何度も山形守備陣を脅かし、スペースへと飛び込む形から得点した。植木監督も「狙い通りのゴール」と賞賛しきり。経験豊富な選手が与える安心感と、若手選手にフレッシュに躍動する勢い。このふたつがしっかりと噛み合っている草津が虎視眈々と連勝を狙う構えだ。
その草津をホームで待ち構えるのが札幌。今シーズン3試合目のホームゲームではあるが、過去の2試合はハードな移動の最中での試合だったため、地元でしっかりと準備をして本当の意味で「待ち構える」試合となるのはこの試合が初めてと言っていい。ここまで2勝3敗と黒星が先行している状況だが、「開幕当初は日程的に厳しいし、リーグも長いから最初から良い結果が出なくても慌てないようにしようと考えている」とシーズン開幕前に柳下監督は話しているように、現時点での成績はある程度想定できていたことだろう。実際に昨シーズンも開幕からしばらくはコンディションが安定せず、パフォーマンスも低調だった。
そんな中、前節は試合が組まれておらず念願の休養を得ることができた。札幌市内は依然として気温が低く時折雪もちらつくため万全の環境とは言えないが、地元での生活に戻ったことで、心身ともに蓄積していた疲労はしっかりと解消できたはずである。昨シーズンもコンディションが安定しはじめた4月上旬ころから徐々に調子を上げており、地元サポーターもこの草津戦でのパフォーマンスには期待を募らせているに違いない。和波、大塚といった何人かの主軸が軽い負傷をしているが、複数のポジションをこなせる有用な選手中心に補強を行った今シーズン、仮に出場できない状況になったとしても大きな不安とはならないだろう。
5試合を終えて2勝3敗の成績はどちらも同じ。得失点差1で11位の札幌が上回っているものの、ほぼ同じ位置にいると言っていい。この試合で勝点を積み、浮上のきっかけとするのはホームの札幌か、それともアウェーの草津か。注目の一戦だ。
以上
2006.04.04 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
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