4月5日(水)J2 第7節 水戸 vs 東京V(19:00KICK OFF/笠松)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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敗戦を喫した前節横浜FC戦の翌日、水戸の主将・吉本は「開幕から出来すぎてしまい、努力を忘れてしまっていた。甘えが出たんだと思う」と厳しい面持ちで話をした。無得点での3連敗、そして、「やろうとしたことが何もできなかった」(吉本)という横浜FC戦を経て、チームが受けたショックはかなり大きなものだった。一夜明けても選手たちの表情はどことなく元気がなかった。
中3日で東京V戦が控えているということもあり、横浜FC戦の翌日もトレーニングをした選手たち。レギュラー組は軽めのメニューとなったが、練習後、吉本を中心に選手が集まり、険しい表情でのミーティングがはじまった。だが、約1時間にも渡る話し合いが終わっても吉本の表情は険しいままだった。「チームの若さが悪い方に出ている。個々で思っていることがあるんでしょうけど、話し合いをしても話す人は決まっている。みんな自分でいっぱいいっぱいになってしまっている」と話した。
30歳以上の選手がいない水戸は27歳の吉本でもベテランの域に入る。だが、吉本をはじめ、時崎、大和田というリーダーシップに優れた選手がおり、これまではそうした選手たちがチームを引っ張ってきた。しかし、若い選手たちがそれに甘えてしまっているのだという。だからこそ、「ゲームの中で自分で考えることができず、1点を取られるとバラバラになってしまう」のだと吉本は言う。「年齢は関係ない。気持ちを表に出してほしい」と吉本は切に訴えた。
前節の試合後、前田監督は東京V戦に向け、「何人かの選手を替える」と話しており、今節は新たにチャンスを得る選手が出てくるだろう。中3日で迎える試合だけに「3日でサッカーがうまくなるわけではない」(大和田)のは確か。だが、3連敗で止めるために求められるのはそうしたチャンスを得た選手や若い選手たちが思い切ってプレーをすること。そして、一人一人が声を掛け合い、コミュニケーションを取り合ってチームが一丸となることである。開幕からできたサッカーができなくなるはずがない。もう一度立ち直るためにもこの試合は重要な一戦だ。「第1クールで最も大事な試合。この試合を落とすと上位には行けない」と勝利を誓う吉本。叩かれても立ち上がる『雑草魂』を見せることができるか。若手の奮起が求められる。
対する東京Vも前節、退場者2人を出して柏に逆転負けを喫したことでチームが受けたショックは大きい。今節はバジーリオが前節退場のために出場停止。得点源を欠くのは痛い。守備に強さを見せる水戸のDFをいかに崩していくかがポイントとなることだろう。得点のポイントとなるのはセットプレーか。水戸が連敗中の3試合で喫した7点中6点はセットプレー絡み。キッカーであるデジマールのキックの精度が勝負の鍵を握りそうだ。
連敗を3で止め、悪い流れを食い止めたい水戸にとっても、上位との差を離されたくない東京Vにとっても、この試合は序盤戦の「正念場」であることに間違いない。まだまだシーズンは長いが、ここでの勝点3が両チームの今後を「明」と「暗」に分けるかもしれない。
以上
2006.04.04 Reported by 佐藤拓也
J’s GOALニュース
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