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【ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 大宮 プレビュー】この日、唯一開催のナビスコカップ。若手主体の磐田は、大宮の堅守を崩せるか。(06.04.04)

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4月5日(水)ヤマザキナビスコカップ 磐田 vs 大宮(19:00KICK OFF/ヤマハ)
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今年のナビスコカップは、G大阪がシード(AFCチャンピオンズリーグ出場のため)された影響で、予選を17チームで争うことになった。磐田と大宮が属するグループDだけは、5チームで予選を戦うという変則方式(A〜C組は4チームずつ)。
そのため磐田は、大宮、甲府とはホーム&アウェーで戦うが、C大阪とはアウェーゲームのみ、名古屋とはホームゲームのみという複雑なマッチメイクとなっている(大宮は磐田、C大阪とホーム&アウェー)。その中で、5チーム中の1位になるか、各グループ2位(4チーム)の中で上位3チームに入れば準々決勝に進むことができるというレギュレーション。両チームにとっては、なかなか厳しい戦いであることは間違いない。

ホームの磐田にとっては、これが予選の2試合目。3月29日のC大阪戦では0-1で敗れているだけに、ここで勝点3を稼いでおかないと、かなり苦しくなってくる。その意味では、内容以上に結果が求められるゲームとなるだろう。
ただ、チーム状況としては、ケガ人の多さが厳しいところ。中山、西、金がケガを抱え、福西も右足首の痛みにより2日の大分戦(J1第6節)を欠場した。司令塔の名波も、中2日のゲームでは休みをとる可能性が高いだろう。となると、11人の平均年齢23.91歳というC大阪戦と同様に、若手主体で今回の大宮戦に臨むことになるだろう。

その中で明るい材料も十分にある。6節の大分戦では、キャプテンマークを巻いてボランチでフル出場した菊地が攻守に素晴らしい働きを見せ、先制点も自らゲット。名波と交代して入った成岡も、ロスタイムに勝ち越しゴールを決め、左サイドバックの森下もチームに馴染んで良い仕事を見せた。
新しい4バックの守備も少しずつ安定感を増しており、若手のパワーでチームの勢いに火がつくという下地もできつつある。さらに、待望されているFW前田の復帰も徐々に近づいてきた模様。3月30日の練習試合には45分出場しており、場合によってはこの試合でも出番があるかもしれない。

対する大宮は、これが今年のナビスコカップ初戦。もちろん勝点3が目標になるが、アウェーということもあり、引き分けでもOKという考え方はあるだろう。その意味では、持ち前の組織的な守備を生かした戦いをしてくることが予想される。そして、絶好調の小林大悟が絡んだセットプレーからの得点という大きな武器もある。磐田の攻撃をきっちり抑えることさえできれば、勝点3がどうしても欲しい相手の焦りを誘うこともできるため、十分に勝算は見込めるはずだ。

そう考えると、磐田の攻撃が大宮の堅い守備を突き破り、できるだけ早い時間に先制点を奪うことができるかどうか。そこが、ひとつの焦点となりそうだ。となると、磐田で大いに期待したいのは、調子を上げてきた新10番・成岡翔。2列目からゴール前に飛びこんでいくという特徴がある分、今の4-2-3-1のトップ下には適した選手と言えるし、ここまでアウェーでは2得点を決めている。ホームではなかなか目立った活躍を見せられていないが、今度こそホームで結果を出すことができれば、大きな自信を得るとともにサポーターからの信頼も高まるはずだ。

磐田が若い選手の勢いで上回るか、大宮がそれを上回るしたたかさを見せるか。混戦になりそうなDグループの勢力図にも、大きな影響を及ぼす一戦となるだろう。


以上

2006.04.04 Reported by 前島芳雄
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