5月7日(日) 2006 J1リーグ戦 第12節
浦和 4 - 0 鹿島 (15:04/埼玉/56,982人)
得点者:'3 小野伸二(浦和)、'17 ワシントン(浦和)、'46 小野伸二(浦和)、'87 ワシントン(浦和)
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■特J!プレイヤー: 小野 伸二選手(浦和)
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鹿島・アウトゥオリ監督は4点差の大敗に「メンタルの差が得点に表れた」と厳しい表情を見せた。
2位浦和と4位鹿島の上位直接対決は、小野とワシントンが2点ずつを挙げたホームの浦和が4対0と快勝。内容以上に気持ちで相手を上回った浦和が、最高の形でW杯中断前最後のリーグ戦を締めくくった。
試合後、浦和の選手からは「何よりいい時間帯にゴールを挙げることができたのがよかった」という声が聞こえてきた。開始3分、右サイドに開いたポンテのクロスに、飛び込んだ小野が右足で合わせて先制すると、17分にはペナルティエリア手前でボールを持ったワシントンが抜群の個人技でDF、GKをかわして圧巻のゴール。序盤にいい形から2点を奪った浦和が試合の主導権を握ることに成功した。
前半残りの時間帯は、2点のリードで安心したのか、足が止まった浦和に対して、鹿島が猛攻を仕掛けたものの、浦和GK山岸の好セーブなどもあって得点までは至らず。そして迎えた後半開始1分、三都主の左CKを小野がエリア手前で受け、ワントラップから右足アウトサイドで鮮やかなループシュートを突き刺し3対0とすると、さらに終了間際にもワシントンのPKで1点を追加した浦和が危なげなく勝ち点3を手に入れた。
J1では自身初の2得点となった小野は「1点目が入ったことで自分のなかで吹っ切れた。(2点目は)あんなにうまく入るとは思わなかった」と笑みを浮かべる。同じく2得点のワシントンは、今季通算ゴール数を10として、得点ランクトップのマグノアウベス(G大阪)をピッタリマークしている。この日いつにない動きのよさ、積極性を見せた小野に加え、エースのワシントンがしっかりと結果を残した浦和にとっては、これ以上ない形となった。
守っては、「(前節の千葉戦を欠場した)鈴木と堀之内が帰ってきたことで引き締まった」とブッフバルト監督が語ったとおり、J1最小失点を誇る守備陣が鹿島に付け入る隙を与えずに、無失点で切り抜けた。
一方、今季最多の4失点で今季初の連敗となってしまった鹿島。浦和の3バックのサイドの空いたスペースを突くねらいからか、アレックス ミネイロを1トップにその下に深井、本山、興梠の3人を並べる4−2−3−1の布陣でスタートしたものの、あっさりと失点を喫してしまったことで、最後までリズムを掴めなかった。後半には積極的な選手交代などで打開を図るも、一度失った流れを取り戻すことはできず。日本代表候補の小笠原、本山も沈黙を続け、浦和を上回るシュート12本を放ったものの、決定機は皆無に近くゴールは遠かった。
両者にそれほどの実力差があるとは思えないが、鹿島・アウトゥオリ監督が振り返ったとおり、勝負どころで出た“メンタルの差”が4対0という結果に表れたのかもしれない。
これで浦和(勝ち点26)は首位川崎Fと1ポイント差の2位で、鹿島(勝ち点22)は同4位で第12節を終えることに(暫定順位)。なお、J1はこのあとW杯ドイツ大会による中断に入り、第13節は7月19日から再開される。
以上
2006.05.07 Reported by 栗原正夫
J’s GOALニュース
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