●5月9日（火）19：20/長居
日本代表 vs ブルガリア代表
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●ジーコ監督（日本代表）：

「明日はキリンカップサッカー2006の第1戦。厳しいリーグ戦を終えたばかりだが、今まで支えてくれたスポンサーの大会だし、できることをめいいっぱいやりたい。いつもの気合を出し、内容プラス勝ちに行く。日本代表の名に恥じないいい試合にしようと選手たちには言った」

Q：以前、ロビーニョのような選手が出てきたら23人に入れる言っていたが、明日そういう選手がいたら入れるのか？
「全員にその可能性がある。ここにいる全員がそれに近い存在だ。あの時はロビーニョが代表以外で出てくればいいと思って言った。今の選手たちは代表でもよくやってくれている。ただ、そういう意味ではいなかった」

Q：今日の練習には鹿島と浦和の選手が不在だが、明日の試合の意味は？
「スケジュール的にきついのは分かっていたし、グランドに出てこない選手にはホテルで調整してもらった。昨日を含めてここ数節Jリーグもきつかった。自分の4年間の哲学として試合をやったら翌日は休ませる。今回のスタメンは今日来ていた選手たちだ。ホテルで調整しているメンバーは途中交代はあるがスタメンはない。次もあるし調整できる」

Q：玉田がビブスを着ていたが、もう1回チェックしたいということか？佐藤も非常に調子がいいが。
「この時期なのでクラブで点を取れていればいいが、代表でどれだけできるかだ。エクアドル戦ではよかったので、感覚を取り戻す意味で期待している。選手を選ぶ時期なら考えるが、2試合続けていい形にできたら自信も取り戻せるし、連携もいいものができる」

Q：今日のセットプレーの練習でジーコ監督自身が蹴っていたが、選手たちに何かを伝えたかったのか？
「今日は蹴る人がいなかった。人が足りないので自分で蹴った。ポジショニングは見たかったが」

Q：中盤に何を期待するのか？
「この時期だし、彼らのプレーも分かっている。海外組が参加できないから、国内組にしっかりポジションを担ってもらう。海外組の質が高いことはみなが認めるところだが、国内組の質も高くなれば自分も迷う。ただし1つのポジションの2人しか選べない。みんなかわいいが、日本にとっては切磋琢磨する形になった方がいい。

この4年間を考えると、海外組、国内組に分かれてやらなければいけないことが多かった。欧州や南米ならFIFAデーを使えるが、アジアはそうではない。どうしてもベストメンバーを組めない状況だ。アジアのつらさがある、それでも30人くらい、それを超えるくらいの質の高い選手が揃った。感情を押し殺してベストチョイスをしないといけない。それが一番きつかった」

以上