●5月9日（火）19：20/長居
日本代表 vs ブルガリア代表
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●フリスト・ストイチコフ監督（ブルガリア代表）：

「本日はありがとう。柏レイソル時代に何人かとお会いしているかと思いますが。どうぞ質問してください」

Q：久々の日本はどうか？
「1999年以来だね。スタジアムは初めてだが。我々が年をとっただけだね」

Q：ユーロ2008に向けた試合になると思うが、今回の意味は？
「キリンカップの招待を受けた理由は、日本代表とスコットランド代表がとても強いから。キリンカップに参加して我々のチームと選手のレベルをチェックすることも目標。もちろん優勝を期待している。選手たちには練習中に「優勝する自信を持て」と何度も言っている。自信がないと優勝はできない。今回は18人連れてきたが、さまざまな国際試合を経験した選手たちだ。２試合ともいい試合ができると思う」

Q：ブルガリア代表で注目すべき選手は？
「もちろん監督です。自分としてはチームのこの人が一番大事というのはない。つねにチームを第一に考えている。チームのメンバーは自分の役割がハッキリ分かっている。特に気をつけるべきなのは、18人連れてきた全員だ」

Q：日本代表で気をつけるべき選手は？
「今回の日本はワールドカップアジア予選を通過し本大会に出る。監督もジーコだ。だからチーム全体に気をつけなければいけないということ。ブルガリア代表はレギュラーの何人かが参加しないが、日本のチームはいつも最初から最後まで優勝するようなプレーをする」

Q：ストイチコフ監督にとってジーコ監督とは？日本はワールドカップでどこまでいけると思うか？
「子供の時、ジーコは私のアイドルだった。クライフもマラドーナもそうだった。世界中の子供たちのアイドルが彼らだった。２つ目の質問については、日本にはいいチャンスがあると思う。どのチームと当たってもチャンスを利用しなければいけない。ワールドカップに日本が出場することはとてもうれしい。自分も数年前に日本のクラブにいて、この国の実力がはっきり分かる。日本という国は経済面もトップクラスだが、スポーツでもそうだと思う」

Q：柏にいた頃、玉田が新人で入ってきたと思うが、彼の印象は？
「土肥もいたよね。自分が柏にいた頃、２人はまだ子供だった。その時から２人には実力があると分かっていたけど。ただあの時代の柏では明神が一番上達すると思っていた。明神が若い中で最も実力のある選手だった。2002年ワールドカップで日本代表のユニフォームを着ていて非常にうれしかった」

Q：この８年間の日本サッカーの変化についてはどう思うか？
「日本代表のレベルアップは著しい。現在は前よりプロフェッショナルなやり方をしている。監督も外国から呼んだりしているし、今回もとてもいい監督だ。ここまで非常にレベルアップしてきていると思うが、今はジーコ監督が日本代表を率いているし、ワールドカップでもいい成績を残せると思う」

Q：ブルガリアは遠いが、時差ぼけなどはないか？
「今回の滞在は短いし、体調が悪い選手はいない。明日精一杯頑張って、いい試合にしたい」

Q：ブルガリアサッカーの特徴は？
「もちろん攻撃が一番だ。観客にとっても見どころはゴール。ゴールが多ければ観客を魅了できる。攻めなければゴールは生まれない。今回のテーマはキリンカップに優勝すること。ブルガリア代表選手たちは実力ある選手だし、優勝すると思う」


以上