5月21日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
福岡 0 - 0 F東京 (15:00/博多球/5,971人)
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●松田浩監督(福岡):
Q:試合を振り返って
「今日の試合は無失点に抑えたというところが収穫と言えるくらいで、内容的には少し乏しい試合だったなと思います。暑さというのは間違いなくありますけれども、それは言い訳にならない部分だと僕は思いますし、特に勝負どころ、チャンスになったところで逃げのプレーというか、勝負に行かないプレーというか、そういうのが非常に残念な部分です。特に前半は目立ちましたけれど。本人が行かなかったのか、あるいは周りが声をかけて行かせてやれなかったのか、ほんのちょっとした部分ですけれど、その部分が残念な部分だったし、暑いけれども、そこで差をつければ後で楽になるわけだし、暑さに対する覚悟を決めてやるという部分が足りなかったと思います」
Q:後半、グラウシオ選手と田中選手を入れて3トップ気味にしましたけれど、その意図を教えてください
「まず、薮田がコンディション的に難しかったなと。3連戦で、この暑さというのは、ちょっと厳しいかなという気がしました。気持ちが入ったプレーはありましたけれど、少しミスが多いというか、そのミスからカウンターを喰らう形でチーム全体が疲れるという悪循環に陥っていたので。それに、グラウシオも半分(45分)であれば大丈夫かなということがあり後半の頭から入れました。
そこまではシステム的にも変えずに人を代えたということでしたけれど、あと15分というところで田中佑昌を入れて、そこは押し込まれだして、よく凌いではいたものの、前の方にパワーがなくなってきたということで、勝たなければいけないし、勝ちに行こうということで、ワンボランチにして、グラウシオがトップ下になるような形で組みました。そういう意図です」
Q:これで中断期間にはいりますが、この期間をどのように捉えて、何をどのように高めていきたいと考えていらっしゃいますか?
「まずリフレッシュしてもらうということがありますけれど、特に何を変えるというよりも、ここまでのリーグ戦12試合とナビスコカップをしっかりと振り返って、何が出来て、何が出来てないかということはっきりさせることですね。それと、我々はもうJ1のお客さんでもないし、新規参入のチームでもなんでもないということを、まず自分たち自身で気づくということだと思います。そこから入って、意識的なものを変えていくということですね。
中々結果が出ない中、戦い続けてくれたとは思います。今日も無失点で凌いだところなんかは、そういうところが出たと思います。しかし、やはり内容だけではいけないし、勝つイメージというか、それに結びつけることだと思います。現在は内容を変えなくても十分にやれるところまで来ていると思うので、そこにまず自分たち自身が気づくこと、昇格したばかりのチームだとか、ビッグチームとは差があるとは思わずに、そういう部分をしっかりと認識することが出来ればと思います。
そうやって勝者のメンタリティのようなものを付けていけば、今日の試合でも1点を取って勝つとか。また、そういう試合が出来れば、これまでの試合を糧にした結果として、前半の総括のような形で後半につながる。そして、後半はそういうチームに生まれ変われるというか。ですから、僕はメンタル面での問題が大きいと思いますね。
今日は暑さに対して覚悟を決めきれなかったというか、ちょっと全部を出し切ると疲れるかなということで中途半端なプレーになって、でもそのほうがミスになってカウンターを喰らうことになって、ものすごく帰らなければならない。それが却って疲れるというか。そういう部分は、やはり弱いところだと思うし、そういうところで勝ち点を取りきれずにやってしまった試合というのがあると思います。
ですから、まず、そういうところを振り返って、きちっと自分たちの位置を認識さえすれば戦っていけるなという感触はあるし、これまでの前半の部分を経験地として生かして、中々福岡には点が取れないと、1点取られると難しいチームだと、相手に対して恐れられるようなチームにしようと。今日みたいな試合でも、どこかで1点を取るというものがあれば勝ち点を稼げると思うんでね。そこの差は大きな差でもないし、特別なことがいるということでもないんじゃないかなと思いますね。
それと、やはり確率を高めていくというのは大事ですから、同時に戦力の見直しというのをきちっとやって、手薄に部分だとかに的確な補強ができれば、後半に向けて、これまでの経験がもっと生かされるという形になっていくんじゃないかなと思います」
以上













