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【ヤマザキナビスコカップ 福岡 vs F東京 レポート】ともに結果を出したかった中断前の最終戦はスコアレスドロー。抱えた問題は解決できるか(06.05.21)

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5月21日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
福岡 0 - 0 F東京 (15:00/博多球/5,971人)
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■特J!プレイヤー: 宮本 亨選手(福岡)
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 既にナビスコカップ予選リーグでの敗退が決まっている両チームの対戦は、世間的に言えば消化試合。しかし、博多の森のいつもの場所で声援を送るサポーターも、はるばる東京から駆けつけたサポーターにも、そんな思いは微塵もない。とりわけ、ここまでリーグ戦、カップ線を含めて2勝しか挙げられていない福岡にとっては、チームに足りないものを突き詰めるための大事な公式戦。サポーターの誰もが、選手が全てをかけて戦うことを信じていた。

 しかし、福岡は戦えなかった。いや、戦わなかったと言ったほうがいいのかもしれない。「暑さに対する覚悟を決めてやるという部分が足りなかったと思う」(松田浩監督・福岡)。決して手を抜いていたわけではないだろう。しかし、ペース配分を気にするような、無理して前に出ないような、どこかで加減をしている様子がスタンドに伝わってくる。F東京の攻撃を上手く凌いではいる。しかし、強くゴールを求める欲求が伝わってこない。

 そういうチームが勝てるほどJ1は甘くない。それなりに守っているはずが、時間の経過とともに守備バランスが崩れ、気が付くとゴール前に釘付けにされ、満足にクリアすることもかなわず、ただ跳ね返すだけという時間が増えていく。83分、宮本亨がダイビングヘッドでゴールライン上のボールをクリアするファインプレーでようやく目が覚めたのか、ここから攻撃を仕掛けたが、時は既に遅し。組織サッカーの片鱗さえ見せられずに試合を終えた。

「1週間前の試合は今シーズンで一番悪い試合。ファイティングスピリットの入っていなかった試合だった。(前回と比べて)ファイティングスピリットが入ったというところが非常に変わった部分」(アレッシャンドレ ガーロ監督・F東京)。前回同様、スペースに対するカバーリングのまずさは修正されていない。中盤を作れないのも変わりはなかった。しかし、明らかにボールに対する反応の速さが前回の対戦とは違う。その違いが試合を一方的に支配することにつながった。

 ただ、F東京も大きな問題を抱えていた。集中力を欠く福岡に対して数え切れないほどのチャンスを作ったもののシュートが打てない。クロスボールはことごとく中央の選手に合わず、中央から攻め込んでも思い切りの悪さが目立つ。内容で大きく上回りながら、放ったシュートは福岡の10本に対して11本と、ほぼ同数。これでは結果は付いてこない。「もっと強い気持ちでトレーニングに臨まなければいけないと改めて感じた試合」。川口信男は、そう言ってスタジアムを後にした。

 互いに結果を残して中断期間を迎えたかったはずだが、ともに問題を抱えたままで試合を終えた。しかし、嘆いてみたところでやり直しがきくわけではない。このモヤモヤを晴らすためには、与えられた2ヶ月間で厳しく自分自身を鍛え直す以外に方法はない。果たして、中断期間後に別の姿を見せられるのか。それもこれも、どれだけ戦える気持ちを持っているかにかかっている。


以上

2006.05.21 Reported by 中倉一志
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