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【ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 清水 レポート】『1点』が明暗を分けた清水との死闘。勝った千葉がグループ首位で決勝トーナメント進出。(06.05.21)

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5月21日(日) 2006 ヤマザキナビスコカップ
千葉 1 - 0 清水 (15:00/フクアリ/12,298人)
得点者:'80 山岸智(千葉)
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■特J!プレイヤー: 山岸 智選手(千葉)
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 前の試合に続いて、千葉は日本代表のFW巻誠一郎、清水は韓国代表のFWチョ・ジェジンというエースストライカーを欠いていた。だが、負傷明けのFWハースの動きにキレが戻りきっていなかった千葉に対して、清水はFWマルキーニョスが調子の良さを維持。千葉は、マルキーニョスが中心となる清水の攻撃をいかに封じるかがポイントだった。

 千葉の守備の基本はマンマークだが、選手がポジションを流動的に変えてくる清水の攻撃に対処しようとすると、選手がマークする相手の動きに引っ張られすぎることになる。そうなれば、基本的な守備のバランスばかりか、攻撃に転じた時のポジショニングにも支障が生じて苦しくなる。オシム監督は試合直前のミーティングで、さまざまなシチュエーションを想定して、選手にマークの受け渡しについて細かく指示した。

 それでも、試合開始直後の千葉はやや混乱しかけた。だが、清水が優勢に試合を進めた前半をしのいだことが大きかった。ボールを奪えば、素早くサイドのスペースを突いて仕掛ける。目まぐるしく攻守が切り替わる千葉と清水の攻防は激しかった。その前半の中で千葉は2回、清水は1回、オフサイドの判定でノーゴールになった場面があった。1秒あるかないかのタイミングの差をモノにして、一瞬の隙を逃さずに狙わなければ得点できない。互いに得点チャンスを作りながら、相手の好守もあって決められない激戦は、前半が終わった段階で『1点』勝負の雰囲気がすでに漂っていた。

 後半開始から千葉が試合の流れを引き寄せると、清水は52分、疲労の蓄積を考慮してベンチスタートのMF藤本淳吾をピッチに送り出した。これでやや清水が持ち直したと見ると、千葉のオシム監督は68分、MF水野晃樹に代えて入れたMF楽山孝志を藤本の対面に置き、勢いを殺しにかかった。すると、75分に清水の長谷川健太監督はスピードとパワーを併せ持つFW矢島卓郎を投入。戦況に応じた選手交代で勝利を手繰り寄せようとする両指揮官の采配は見ものだったが、貴重な『1点』を奪ったのはスタメンの選手だった。

 前半の2回、オフサイドでノーゴールとなったものの、この試合で効果的にスペースに飛び出してシュートを放っていたのが、千葉の山岸智だった。80分、楽山の左からのクロスが清水の選手にクリアされたあとのこぼれ球をつないだ攻撃を、山岸が角度のないところからのシュートで見事に貴重な『1点』に結実させた。

 敗れて決勝トーナメント進出を逃したが、気迫のこもった清水の攻守は長谷川監督の言葉どおり称賛に値するものだった。若い選手が多いだけに、この経験は大きな糧になる。
 そして、その清水との死闘を失点ゼロで制し、予選リーグ突破を果たした千葉。「試合内容は決して良くはなかった」(羽生直剛)など、選手はそれぞれ課題を残しているが、苦戦を乗り切った手応えは決勝トーナメントを戦う上での自信となったようだった。

以上

2006.05.21 Reported by 赤沼 圭子
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