■U-19日本代表　インド遠征
5月25日（木）16：15（日本時間19：45）／F.Ground of Karnataka State FA
U-19日本代表 vs U-19インド代表
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日本中がワールドカップへの期待で沸き立つ中、U-19日本代表も10月下旬からのAFCユース選手権に備え着々と準備を進めている。今回の遠征の目的は、AFCユース選手権のグループリーグが行われるインド・バンガロールに約1週間滞在し、現地を体感すること。遠征中はU-19インド代表と2試合、地元クラブと1試合の練習試合が組まれているが、大会ではインド、日本の双方がグループリーグを突破しない限り対戦はない。
そのため対戦相手のレベルや特徴を把握し、そこから自分達の課題を引き出すという目的の4月の中国遠征（試合レポート）とは違い、「チーム戦術の確認」（吉田監督）がメインテーマとなる。
さらに今回は当初のメンバー発表通りで、追加招集などが全くないメンバーが揃った。3月の国内合宿・4月の中国遠征は、Jリーグ開催時期でもあり、辞退者が多く出て、予定通りの招集とはいかない面があった。今回はJ1リーグ戦中断期にさしかかるところでもあり、フルメンバーの招集がかなった。確認したいことも、出来ることも少なくないはずだ。

チームは22日に現地入り。今回3試合の試合会場となるF.Ground of Karnataka State FAで練習を行っている。練習2日目となった24日は、午前・午後の2部練習を行い、汗を流した。
午前中はチームを4つに分け、コートの4隅に攻守逆のチームに参加できる人間を立てた変則の7対7のミニゲーム。その後フルコートでの11対11での紅白戦を行い、試合に備えた。
DF佐野克彦（清水ユース）、柳川雅樹（神戸）、福元洋平（大分）、内田篤人（鹿島）、MF梅崎司（大分）、田中亜土夢（新潟）、青山隼（名古屋）、山本真希（清水）、FW森島康仁（Ｃ大阪）、森本貴幸（東京Ｖ）が1試合目のスタメンになるようで、この日の午後練習には参加せず試合に備えた。

「選手たちは、Jで経験を積んでたくましくなってきてるかな」と吉田監督が言うように、Jリーグで経験を積んだ選手を中心にメンバーは組まれているようだ。特徴的なのは、福元不在時にはセンターバックに入ることの多かった青山を本来のボランチに上げることが出来たこと。これによって田中は持ち味の飛び出しを図ったり攻撃に専念することが出来る。
サイドバックにはこれまでの堤俊輔（浦和）ではなく、攻撃参加を得意とする佐野を起用。センターバックとボランチで守備を安定させ、両サイドは高い位置でアグレッシブな攻撃を図るというものだろう。直前のヤマザキナビスコカップ（5/21　京都戦）でも得点し好調の梅崎の決定力が、大分ではなくこの代表でどう生かされるのかにも注目してみたい。
また、2トップには森島と森本を起用。「なんだかんだ言って、あいつ、点決めてますよ」と選手たちが言うのは森本。この日の紅白戦でも得点を決めていた彼は、この合宿からメンバー争いにもフル参戦。大いなるアピールを期待したい。

ただ、試合そのものの位置づけは「試合のための合宿、ではなく合宿中に試合がある」（吉田監督）。勝負のための試合というのではなく、結果は追いつつもあくまで自分達の確認のための試合になる。チームとしても個人としても実り多き合宿になることを期待したい。


以上

2006.05.25 Reported by 了戒美子

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■試合後にはコメントも掲載予定です。お楽しみに！

■インド遠征（5/21〜30）メンバー、試合スケジュールはこちら↓
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