5月28日(日)J2 第18節 鳥栖 vs 仙台(14:00KICK OFF/鳥栖)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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サッカーの試合で最も盛り上がる得点シーン。その盛り上がるシーンでリーグ中最多を誇るのは仙台である。実に一試合中、2回近く(1.88得点/試合)サポータは喜べる計算となる。その強敵をホームで、鳥栖は迎え撃つ。鳥栖は第9節水戸戦以降、8試合を2勝6分けと負けなしで今節を迎える。
鳥栖の好調さの中心にいるのがFW新居。得点ランキング上位に外国籍選手が並ぶ中、日本人ストライカーとして一人気を吐いている。2試合で1得点の計算である。負けなしの8試合中も6試合に出場し3得点をあげている。チーム得点の半数(7得点/チーム総得点15得点)は、彼によってあげられている。
対する仙台は、ボルジェスを筆頭にロペス、菅井、チアゴ ネーヴィスで総得点の8割(4人合計24得点/チーム総得点30得点)をあげている。
ターゲットマンが一人の鳥栖に対して、四人の仙台では守備陣の負担の大きさは比較にならないであろう。辛うじて鳥栖に幸いするのが、菅井が出場停止ということか・・・。
しかし、得点は個人の力だけではあげることができない。今節までの新居は、ここまでの7得点のうち、PKの2点以外の5得点を全てダイレクトシュートで決めている。左の高地と右の長谷川から1本ずつ、後方の尹から3本とピッチを広く使っての攻撃でフィニッシャーとなっている。技術だけでなく、コミュニケーションの成せる業と言える。それでもチームの総シュートの2割弱しか放っていない。残りのシュートは、MF陣・DF陣が果敢に攻め上がって放っていることから、押さえどころが絞りにくいチームと言える。
対する仙台は、外国籍選手3人でチーム総シュートの6割強を放っているが、鳥栖に比べると押さえどころがハッキリしている。
「気をつけるのは3人」(松本監督/鳥栖)と対策は万全のようだ。
攻撃力では仙台に分があるが、だからと言って仙台が優位とは言えない。仙台は、被シュート数は圧倒的に鳥栖より多いからである。「シュートも打つが、打たれもする」ということは、鳥栖のピッチを幅広く使う攻撃ならば、得点チャンスを多く作ることが出来る。新居にだけに気を取られると仙台DF陣は手痛い目に会うかも知れない。
逆に仙台が突け込む所といえば、ブラジル人トリオの攻撃力以外ではセットプレーといえる。鳥栖の失点は、セットプレー絡みが多く、組織での守備には不安が残る。ブラジル人の個人技を無用なファールで止める事がないように鳥栖DF陣は気をつけないといけない。
前節、5得点をあげて快勝した仙台。勢いそのままに鳥栖スタジアムに乗り込んでくる。が、アウェイ戦での得点力は、ホーム戦に比べ半減する。迎え撃つ鳥栖は、ホーム戦での得点が圧倒的に多い。
ホーム戦のアドバンテージを鳥栖が有効に使えば、鳥栖スタジアムに集まるサポーターは、無敗記録の更新を見ることが出来るだろう。
サッカーの醍醐味は、誰が得点したかではなく、得点に至るまでの経緯で決まる。
仙台の個人技に対して鳥栖のつなぐサッカー・・・お互いの違う持ち味が、サッカーの醍醐味を違う形で見せてくれる一戦と言える。
以上
2006.05.26 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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